RBマカフリーがバイキングス戦を欠場、49ersはIR入りも検討か
2024年09月14日(土) 14:19ランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーの2024年シーズンデビューは少なくともあと1週間先送りとなり、故障者リザーブ(IR)入りする可能性も否定できない状況だ。
サンフランシスコ・49ersはマカフリーがふくらはぎとアキレス腱のケガからの回復を続けているため、シーズン第2週に行われるミネソタ・バイキングス戦を欠場すると発表。
ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンはマカフリーの痛みとしては木曜日が最もひどかったと付け加えており、目下、スターRBのマカフリーを故障者リザーブ(IR)に入れることを検討していると明かした。
マカフリーは49ersがシーズン第1週に勝利したニューヨーク・ジェッツ戦ではまさかの欠場となり、代わりに出場したジョーダン・メイソンがキャリアハイとなるキャリー28回で147ヤードをマーク。先週にニューヨーク・ジャイアンツをラン21回で75ヤードに抑えたバイキングスを相手に、今週もメイソンが大半の仕事を担うと予想されている。
キャリア3年目のメイソンが大活躍した試合後に明かしたところによると、試合の3日前にはマカフリーがクエッショナブルとされていたにもかかわらず、自らの先発出場を知ったのは試合の前々日だったといい、別の意味でも注目を集めた。その後、NFLはこの件について調査を行ったが、49ersに問題はなかったと判断している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが入手したリーグ声明の中で、NFLは「49ersがニューヨーク・ジェッツと対戦したマンデーナイトゲームにおけるクリスチャン・マカフリーの出場可否に関する49ersの報告を調査した。この件に関して、リーグの故障者報告ポリシーに違反した証拠は見つからなかった」と説明。
今週初め、開幕戦の欠場について尋ねられたマカフリーはいつもプレーしたいという気持ちを持っているが、体が思うように反応しない時もあると説明し、次のように語った。
「メンタル的には、いつでもプレーする準備ができているんだけど、目が覚めたとき、それがチーム全体の決断だった。とても難しい決断だったよ。プレーできないのは本当に嫌だけど、これはチェスの一手みたいなものだと思っているし、シーズンの残りでその決断がプラスになることを願っている」
マカフリーは過去2シーズンともレギュラーシーズンはそれぞれ17試合と16試合に出場しており、次戦を欠場すれば2021年以降では初めて1シーズンで複数試合を欠場することになる。2020年から2021年にかけて、足首のケガに悩まされていたマカフリーはカロライナ・パンサーズでの2年間でわずか10試合しか出場できず、その耐久性に対する懸念が浮上していた。
これでマカフリーがバイキングス戦を欠場するのはキャリアで3回目となり、過去には2020年と2021年にも対戦を逃している。昨シーズンにバイキングスを相手に敗北した試合では、マカフリーはタッチダウン2回、タッチ18回で合計96スクリメージヤードという成績を残したが、1回のキャリーあたりの平均獲得ヤードはわずか3.0ヤードにとどまっており、ファンブルも1回喫した。
マカフリーがIR入りするかどうかは未定であり、もしIR入りとなれば、少なくとも4試合を欠場することになる。
【KO】