サイドラインでレイブンズLBスミスを押したとしてTEヘンダーショットとチーフスに罰金
2024年09月15日(日) 16:48情報筋によると、シーズン開幕戦でカンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)ペイトン・ヘンダーショットがサイドラインでボルティモア・レイブンズのラインバッカー(LB)ロクアン・スミスを押して怒りを買ったとして、NFLがチーフスの組織に10万ドル(約1,408万円)、ヘンダーショットに5,472ドル(約77万円)の罰金を科したという。
先月のロースターカットダウン期限に合わせてダラス・カウボーイズとのトレードで獲得されたヘンダーショットは、この試合でインアクティブとされていた。しかし、第4クオーターで走った後にフィールド外に出たクオーターバック(QB)パトリック・マホームズをスミスが倒したように見えたため、ヘンダーショットはマホームズを擁護するためにフィールドに出てきた。
ヘンダーショットにもスミスにもフラッグは投げられず、スミスはマホームズがペナルティを誘おうとして倒れたと非難。チーフスはシーズン初戦を27対20で制している。
情報筋によれば、ヘンダーショットは罰金処分に不服を申し立てる予定とのこと。
スミスは「88番が誰なのかは知らないが、気をつけた方がいいぞ。あいつは巧妙に押してきた。次に会ったときは見てやる」とコメントした。
近年、NFLはインアクティブ選手やサイドラインのスタッフがアクティブ選手との口論に巻き込まれることに対して厳しく対処している。
リーグは8月7日に各クラブに覚書を送付し、その中で次のように注意を促した。「ナショナル・フットボール・リーグのプレイングルールおよび2024年のメンバークラブ向けポリシーマニュアル――ゲームオペレーションでは、非選手の関係者(コーチやトレーナー、備品スタッフ、警備員など)や出場していない選手(インアクティブ選手や練習生など)が対戦相手やゲームオフィシャル、リーグの代表者に対して不必要な身体接触や挑発、侮辱、脅迫、または侮辱的な言葉やジェスチャーを行うことを禁止している」
また、覚書には「各クラブは試合日全体にわたって選手やその他クラブ関係者の行動に関する責任を負う。NFLフットボール運営部門はこれらのポリシーを徹底し、必要に応じて個人およびクラブに対して責任を問う措置を講じる。これには退場や罰金、または無給の出場停止処分が含まれることがある」とつけ加えられている。
チーフス(1勝0敗)はアメリカ東部時間15日(日)16時25分【日本時間16日(月)5時25分】にシンシナティ・ベンガルズ(0勝1敗)を迎え撃つ予定だ。
【RA】