チーフスRBパチェコがベンガルズ戦で腓骨骨折、今週にも手術へ
2024年09月17日(火) 10:51カンザスシティ・チーフスは今シーズンの大半を、ランニングバック(RB)アイゼア・パチェコ抜きで戦うことになりそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地16日(月)に状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、15日にシンシナティ・ベンガルズに勝利した試合で、パチェコが腓骨を骨折していたことが初期検査で判明したという。
ラポポートは、パワフルなランニングバックであるパチェコが今週に手術を受ける予定であり、今シーズン中の復帰を目指しているとつけ加えた。パチェコは少なくとも6週間の欠場が見込まれており、復帰時期は手術の経過次第で決定される予定だ。
チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは月曜午後に、パチェコが右腓骨を骨折したことを明かしたものの、復帰までのタイムラインについての推測は避け「少し時間がかかるだろう」と述べた。
パチェコは第4クオーターに足を引きずりながらフィールドを退場。その後、足を固定するブーツと松葉杖を使用してスタジアムを後にしている。パチェコは日曜日に行われたベンガルズ戦で、ラン19回で90ヤードをマークしてチーフスをリードしたのに加え、レシーブ5回で21ヤードを記録していた。
重症度にもよるが、腓骨骨折の一般的な回復期間は通常4週間から8週間であるため、チーフスは少なくとも1カ月、もしくはそれ以上の期間、パチェコを欠くことになりそうだ。
パチェコの負傷は、ワイドレシーバー(WR)マーキス・ブラウンをチーフスが当面の間、戦列を離れることが決まった矢先の出来事だった。また、RBクライド・エドワーズ・イレアーもリザーブ/非フットボール負傷者リストに入っている。
次に問題となるのは、リードHCがこの穴をどう埋めるかだ。チーフスは主にパスキャッチャーとして活躍してきたRBサマジェ・ペリーンと契約。日曜日に行われたベンガルズ戦では、ドラフト外ルーキーのRBカーソン・スティールが後半のダウンでオフェンシブタックル(OT)の間を突くランを見せており、今後は第1ダウンや第2ダウンでより重要な役割を担うかもしれない。
リードHCは月曜日に記者団に対し、現時点では「今いる選手で行くつもりだ」と述べたが、ジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチがベテラン選手の補強を検討する可能性もあるとつけ加えた。
『NFL Network』のトム・ペリセロが情報筋の話として報じたところによれば、チーフスは実際、火曜日に旧知の仲であるRBカリーム・ハントを招く予定とのこと。29歳のハントはキャリア最初の2シーズンをチーフスで過ごし、ルーキーシーズンである2017年にはリーグトップの1,327ランヤードをマーク。その後、過去5年間はクリーブランド・ブラウンズでプレーしていた。また、チーフスはパチェコの穴を埋めるべく、フリーエージェント(FA)であるRBジェリック・マッキノンを再び呼び戻すかもしれない。
どの選択肢も、クオーターバック(QB)パトリック・マホームズ率いるチーフスオフェンスに、パチェコがもたらしていたような激しさとエネルギーを提供することはできないだろう。
【KO】