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ベンガルズWRヒギンズが故障者報告から外れ、コマンダース戦出場の見込み

2024年09月22日(日) 09:26


シンシナティ・ベンガルズのティー・ヒギンズ【AP Photo/Jay LaPrete】

シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウが現地23日(月)に、今シーズン初めてワイドレシーバー(WR)ポジションがフル装備の状態で試合に臨むことになった。

ハムストリングのケガにより最初の2試合を欠場していたWRティー・ヒギンズが故障者レポートを脱し、ワシントン・コマンダース戦に出場する見込みとなっている。

先日、負傷してから初めて練習に参加したヒギンズは“準備はできている”と明かしていた。

チーム公式サイトによると、ヒギンズは金曜日に「それが俺の計画だ。練習は本当にうまくいった。たくさんのプレーに取り組んだから良い気分だった」と語ったという。

ヒギンズはシーズン開幕直前の練習中にハムストリングを負傷。バロウをはじめとするベンガルズはホームで実施したシーズン初戦で苦戦を強いられ、オフェンスは合計224ヤードしか稼げず、ニューイングランド・ペイトリオッツに16対10で敗れた。先週の日曜日に臨んだカンザスシティ・チーフス戦ではオフェンス面でより良い結果を残したものの、試合終了間際にフィールドゴールで逆転され、26対25でディフェンディングチャンピオンに敗れている。

ヒギンズはこの数シーズンにおけるベンガルズの躍進に欠かせない存在だ。大柄なヒギンズはどのディフェンシブバック(DB)にとっても悪夢のような相手であり、ヒギンズはその強みを生かしてキャリア2年目と3年目に連続して1,000ヤード以上を記録。直近のプレーオフ進出にも大きく貢献した。

しかし、バロウが2023年にシーズン終了につながる手首のケガに見舞われたため、ヒギンズとバロウのコンビは昨シーズン第9週を最後に見られていない。とはいえ、充実した1週間の練習を経て、バロウとの連携にブランクが生じていることについて心配していないキャリア5年目のヒギンズは次のように話している。

「ジョーとの相性は今もいい。今日は練習で良い感触だった。後退したわけじゃないから、このまま進むだけだ」

ヒギンズの復帰は2024年シーズンでの初勝利を目指すベンガルズにとって絶好のタイミングだと言えよう。また、最初の2試合でダブルチームのカバーを多く受けていたバロウのナンバー1WRであるジャマール・チェイスにも、より多くの機会が与えられるはずだ。

チェイスは金曜日に「今、目の前にある(全員がそろった状態で練習できる)瞬間を最大限に生かさないといけない」と語り、「俺はビッグプレーを決める準備ができているし、その1回のビッグプレーが自分自身やチーム、コーチたちの自信につながって、みんなが良い気分になるだろう。(ヒギンズが)戻ってきて、良いエネルギーと共に彼がいて、みんながフィールドに戻っていると分かっているだけでうれしい。それだけのこと。また気分が良くなった」と続けた。

ベンガルズ(0勝2敗)はマンデーナイトフットボールのダブルヘッダーの一環として、アメリカ東部時間20時15分【日本時間24日(火)9時15分】からコマンダース(1勝1敗)を迎え撃つ。

【RA】