素晴らしいスタートを切ったジャイアンツWRネイバース、「すごく楽しいし、夢が叶った」
2024年09月25日(水) 17:11ニューヨーク・ジャイアンツの新人ワイドレシーバー(WR)マリク・ネイバースはNFLでの最初の3週間を経て、目が離せない才能ある選手となり、リーグで最も観客を魅了するワイドレシーバーの1人として急速に評価を高めている。
その驚くべきキャッチや歴史的な功績に驚嘆する人々と同じくらい、ネイバースは自分の時間を楽しんでいるようだ。
ジャイアンツの公式記録によると、ネイバースは現地24日(火)に「すごく楽しいし、夢が叶った」と語ったという。
これまでのところ、長らく停滞気味だったジャイアンツオフェンスにとって夢のような存在となっているネイバースは、ファンにワクワクさせるものを提供すると同時に、長期間にわたって欠けていた、あるいはこれまで見たことのないようなダイナミックなパフォーマンスを見せてきた。
ジャイアンツがシーズン最初の2試合に敗れたときでさえ、ネイバースはハイライトになるようなシーンを生み出し、注目を集めている。そんな中、ジャイアンツはクリーブランド・ブラウンズに21対15で勝利し、今シーズン初勝利を飾った。この試合で、ネイバースは8回のレシーブで78ヤード、タッチダウン2回をマークしている。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、21歳のネイバースは1試合で2つのタッチダウンレシーブを記録したリーグ史上最年少のワイドレシーバーになったとのこと。その8回のレシーブの中には、2つの見事なキャッチが含まれている。1つ目は、ブラウンズのコーナーバック(CB)マーティン・エマーソンの頭上でボールをかすめ取り、サイドライン際で28ヤードのゲインを奪ったプレー。2つ目は美しい跳躍を見せてボールをキャッチした後、体をねじって両足をエンドゾーン内に収めた3ヤードのタッチダウンレシーブだ。
2024年NFLドラフト全体6位指名のネイバースは「いいキャッチだったけど、もっとすごいキャッチをこれまでにしてきたさ。驚きはしないよ。これが自分のプレースタイルだし、自分らしさだからね」とコメント。
これまでにレシーブ23回、271ヤード、リーグトップのタッチダウンレシーブ3回を記録しているネイバースは最近の活躍に続き、木曜夜にシーズン第4週の1試合目であるダラス・カウボーイズ戦に臨む。
『NFL Research』によると、こうした成績を残しているネイバースは、キャリア最初の3試合で20回以上のレシーブと3つ以上のタッチダウンレシーブを記録したリーグ史上初の選手となったという。
ネイバースはこれからプライムタイムデビューを迎えるが、本人はそれを特別視せず、あくまで普通の試合、普通の対戦相手として捉えようとしている。
そんなネイバースはサーズデーナイトゲームでプレーすることについて「これは普通の試合だ」と話した。
どれだけ注目度の高い“アメリカズチーム”であろうと、カウボーイズとの対戦も他と変わらない、と強調するネイバースは次のようにつけ加えている。
「これもまたフットボール。試合は試合だ。フィールドに出るたびに、いつだって同じ。どんな日だろうと、試合はただの試合さ」
とはいえ、ネイバースは月曜日に行われた試合をしっかりと見ていたようだ。その試合では、ルイジアナ州立大学(LSU)の元チームメイトであるクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズが、プライムタイムのデビュー戦で見事なパフォーマンスを発揮し、3つのタッチダウンを決めてワシントン・コマンダースを導き、シンシナティ・ベンガルズを下した。
ネイバースは笑いながら「俺は彼に、ルーキー・オブ・ザ・ウイークはもう決まりだねって告げていたんだ。俺のプレーを見た後、彼は“月曜日は大暴れしなきゃな”って言っていた。俺は“応援している。でも、あんまり無理するなよ”って答えた。そしたら、彼はまさにその通りのプレーを見せたんだ」と話している。
これまで期待以上の活躍を見せ、競争を勝ち抜いてきたネイバースにとって初めてとなるゴールデンタイムの試合は、本人がいくら控え目に言おうと、興味をそそるものになるだろう。
これまでのところ、ネイバースはジャイアンツファンを大いに喜ばせてきた。また、ネイバースをドラフトできなかった人々を含め、ファンタジーフットボールのプレーヤーたちも楽しませている。
『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のカルビン・ワトキンスによれば、カウボーイズのラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズは火曜日に「誰かが俺の指名の直前で彼を取ったんだ。彼もまたすごい選手だ。彼と対戦するのが楽しみだよ」と語ったという。
これまでのルーキーシーズンでも毎週そうだったように、ジャイアンツが木曜日にカウボーイズと対戦する時も、ネイバースは観客を魅了する必見の存在となるだろう。
【KO】