得点力を取り戻せると確信するライオンズOCジョンソン
2024年09月29日(日) 15:18デトロイト・ライオンズは今のところ、オフェンス面の成果に満足していない。
シーズンの4分の1が終わろうとしている中で、ライオンズは以前にも増して守備面で勢いを見せている。攻撃面ではヤードを稼いでいるが、タッチダウンはあまり決められていないのが現状だ。
攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソンは、これまで一緒に取り組んできたプレーメーカーたちのことを踏まえると、得点はいずれ追いついてくると確信している。
『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』によると、ジョンソンOCは現地27日(金)に「いずれその時は来る」と述べ、「私たちは才能に恵まれた集団だから、これまでの成績や獲得ポイントを上回るのは間違いない。つまり、私たちが現状を打ち破るのは時間の問題だ」と続けたという。
まだ3試合と例は少ないものの、現在2勝1敗のライオンズはこの10年で最高の守備を展開しており、2015年以降で初めて被得点と被ヤードの両方でトップ10にランクインしている。ライオンズ攻撃陣はジョンソンOCが就任してからの最初の2シーズンと同じ水準でヤード数を獲得しており、現在はリーグ内で4位に位置している。それは、2023年シーズンの最終順位より1つ下で、2022年シーズンの成績と同じだ。
得点力不足については前述の通りだが、ライオンズは試合平均得点(20.7点)でNFLの中間(16位)に位置している。過去数年間にわたり、ライオンズはそのランキングで毎年5位につけていた。
ライオンズが得点を挙げるのに苦労していることは、シーズン第2週に臨んだタンパベイ・バッカニアーズ戦で顕著に表れている。ジョンソンOC率いるオフェンスは11回のうち、10回のドライブで敵陣まで進んだにもかかわらず、最終得点はわずか16点にとどまった。
シーズン第3週には、20対10で勝利したものの、試合後半にはアリゾナ・カーディナルスの守備陣によって無得点に抑えられている。
それは、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベル率いるライオンズが、すべての機能がうまく働いていなくても勝利できるチームのカテゴリーに入っていることの証ではあるが、ライオンズとしては今の状況に甘んじていたいわけではないだろう。
そして、ライオンズはそのような状況を避けるためのすべてのピースをそろえている。デビッド・モンゴメリーとジャーマイア・ギブスはNFL屈指のランニングバック(RB)コンビを形成しており、ジェイムソン・ウィリアムズはアモン-ラ・セント・ブラウンとともに、ワイドレシーバー(WR)としてさらなる脅威となっている。一方、タイトエンド(TE)サム・ラポルタはライオンズのスロースタートを最も顕著に表している存在かもしれない。ルーキーシーズンにキャッチ86回、889ヤード、タッチダウン10回と輝かしい成績を残したラポルタは、先週に足首を捻挫し、現時点の成績はキャッチ8回で94ヤードにとどまっている。
ジョンソンOCが言うように現状打破が実現するならば、ラポルタはまだ実力を発揮できていない状態のようだ。クオーターバック(QB)ジャレッド・ゴフは彼を目覚めさせ、多くのターゲットを最大限に活用する能力を十分に持っている。
それでも、多くの得点を重ねる機会は容易に訪れるわけではない。
次に臨むマンデーナイトフットボールでデトロイトにやってくるのは、被得点で4位につけている3勝0敗のシアトル・シーホークスだ。シーホークスがこれまでの調子を維持すれば、ライオンズの得点力も低迷したままかもしれない。
試合を迎えるにあたり、そのような結果を避けるつもりであることを強調してきたジョンソンOCは次のように述べている。
「今週に向けて重点を置いているのは、これから対戦するのがとても強力なディフェンスであることを考慮した上で、チャンスが訪れたときにそれを確実に生かすことだ」
【RA】