ニュース

トレード話は関知していないブラウンズWRクーパー、シーズン第4週の不調を悔やむ

2024年10月05日(土) 17:17


クリーブランド・ブラウンズのアマリ・クーパー【Cooper Neill via AP】

クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーは今シーズンに流れている自身のトレードのうわさをハラハラしながら見守っているわけではない。

「いや、そういう話は知らないね。分からない」と現地3日(木)、クーパーは『Cleveland.com』に話した。「俺は自分がいい試合をできなかった時は、ソーシャルメディアから離れるようにしているんだ。それが1つ学んだこと。自分のプレーには神経質になりがちだし、ソーシャルメディアではあれこれ言われるからね。それを隠すつもりはないよ。だから、そういううわさは全然見ていない」

もしクーバーが今週、ソーシャルメディアを見ていたとしたら、繰り返し自分の名前がWRを必要とするクラブのトレードオプションとして浮上するのを見たことだろう。その中には膝を痛めたWRラシー・ライスを故障者リザーブ(IR)に登録した現スーパーボウルチャンピオンのカンザスシティ・チーフスも含まれている。

オフシーズン中にもクーパーは、サンフランシスコ・49ersとのトレード要員だと報じられていたが、結局それが形になることはなかった。この時にクーパーがトレード候補だったとするなら、1勝3敗でシーズンをスタートしたブラウンズが離別を考えるというのもうなずける。

クーパーが今週ソーシャルメディアを離れていたのは、自身も認める通り、敗れたシーズン第4週のラスベガス・レイダースへ戦でいいところを見せられなかったためだ。8回のターゲットでクーパーは4回をキャッチし、35ヤードを獲得。あるパスではボールを胸ではじいてしまい、インターセプトにつながってしまった。

自分のプレーに不満があるかと聞かれ、「そりゃそうさ。不満じゃないなんて言ったらうそになる」とクーパーは言う。「自分たちのパフォーマンス、自分のパフォーマンスに納得していない。だから、それが正確な表現だと思う」

第4ダウン残り3ヤードでクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンはタイトエンド(TE)ジョーダン・エイキンスを狙えず、サックされたことで反撃の望みは絶たれた。このことでワトソンが批判されたが、クーパーは自分がターゲットになれなかったのが悪いと責任を感じている。

「第1に、俺がもっといいルートを走れたはずだった」とクーパー。「あのルートは俺が最初に読んでいたんだ。でも、ディフェンシブバックのレバレッジが十分じゃないと感じたから、ルートを途中で切り上げてスクランブルドリルに備えてしまった。もっとはっきり中断した方が良かったんだと思う。どんなプレーにも外部の人には分からない変動要素があるんだよ。だから、あのプレーに関しては俺たちみんながもっとうまくやれたはずだ」

クーパーとワトソンの連携が少しかみ合わないことはよく見られることだが、今季序盤は特に苦戦している。過去2シーズンでワトソンは11回先発していて、5回以上パスを投げた試合でクーパーは49回のレシーブで848ヤード、タッチダウン4回(試合平均77.09ヤード、キャッチ平均17.3ヤード)という記録だった。2024年の4試合では、クーパーはキャッチ16回で148ヤード、タッチダウンは2回(試合平均37.0ヤード、キャッチ平均9.25ヤード)となっている。

契約最終年のクーパーが苦戦し、ブラウンズは負けを重ねている。11月5日(火)の最終期限まで、トレードのうわさは出回り続けるだろう。

【M】