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ブロンコス戦の途中にQBミンシューをベンチに下げたレイダース、次戦の先発は未定

2024年10月07日(月) 10:15


ラスベガス・レイダースのガードナー・ミンシュー【AP Photo/Geneva Heffernan】

試合の後半に10点差をつけられていた中で、ラスベガス・レイダースはクオーターバック(QB)を変更した。

レイダースが34対18でデンバー・ブロンコスに敗れた試合で、先発QBガードナー・ミンシューは第3クオーター終了直前にエイダン・オコンネルと交代させられている。

ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースはシーズン第6週に行われるピッツバーグ・スティーラーズ戦に向けて先発を指名していない。

「分からない。まだ答えは出ていない」とピアースHCは述べた。

ブロンコス戦で137パスヤード、タッチダウン1回を記録したミンシューは、2回目のインターセプトを喫した後にベンチに下げられている。

オコンネルも好調とは言えず、1クオーター強の間にパス20回中10回成功、94ヤード、タッチダウンなし、インターセプト1回という成績を残した。オコンネルは1回の得点ドライブを導いたものの、それはすでに勝敗が決まったタイミングでのことだった。

第1クオーターにタイトエンド(TE)ブロック・バワーズに57ヤードのタッチダウンパスを通したミンシューは、そのままレイダースを10対0のリードに導いている。

しかし、レイダース攻撃陣はそこから得点を重ねることができず、第2クオーターにミンシューがエンドゾーンに向けて投げたパスはブロンコスのコーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世にインターセプトされ、それが100ヤードのリターンタッチダウンにつながり、同点に追いつかれた。

ピアースHCはそのインターセプトについて、「私の視点から見ると、高めのパスに見えた」と話している。

2回目のインターセプトでは、ワイドレシーバー(WR)トレ・タッカーに向けて投げられたディープパスが、ブロンコスのCBライリー・モスによって奪われた。その後、ミンシューはオコンネルと交代してベンチに下がっている。

フリーエージェント(FA)として契約したミンシューは、トレーニングキャンプでオコンネルに競り勝ち、先発の座を勝ち取ったが、シーズン第3週にカロライナ・パンサーズに衝撃的な敗北を喫した後、交代させられるのではないかという憶測が飛び交うようになった。それでも、ピアースHCはミンシューにこだわり続けた。

ミンシューは今季、通算でパス140回中99回成功、1,014ヤード、タッチダウン4回、インターセプト5回を記録している。

オコンネルが先発の座を維持できるかどうかは、現時点では不明だ。

しかし、日曜日の時点で、シーズン開幕時の先発クオーターバックはベンチに下げられ、シーズン第1週の先発ランニングバック(RB)ザミール・ホワイトはケガでインアクティブとされ、ハムストリングのケガを抱えるチームのトップWRデイバント・アダムスもトレードを要求する中でインアクティブとされていた。

ラスベガスには混乱が生じていると言えよう。

今回の試合でポジティブな点はあったかと質問されたピアースHCは、「負けたときにポジティブな点はないと思う」と述べている。

【RA】