ニュース

チーフスWRライス、LCLの修復が必要で今季終了の見込み

2024年10月08日(火) 10:11


カンザスシティ・チーフスのラシー・ライス【Paul Spinelli via AP】

カンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)ラシー・ライスが負傷してから1週間以上が経過し、そのケガの詳細が明らかになってきた。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(月)に報じたところによると、ライスにはLCL(外側側副靭帯/がいそくそくふくじんたい)の修復が必要であるため、2024年シーズンの残りを欠場すると見込まれているが、手術が必要な靭帯はそれだけだという楽観的な見方もあるという。

ライスは火曜日に手術を受ける予定だ。その中で損傷のある靭帯がLCLだけであり、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の再建が必要ないと確認された場合、キャリア2年目のライスはおよそ3カ月間離脱し、2025年シーズンには健康な状態で復帰できるはずだとラポポートはつけ加えている。

ライスの診断は、ダン・クーパー医師と面会し、関節鏡手術を受けた後に下された。

ライスはシーズン第4週の9月29日に勝利したロサンゼルス・チャージャーズ戦で負傷。インターセプトを喫したクオーターバック(QB)パトリック・マホームズがタックルを試みた際に誤ってライスの足に突進したことが原因となった。

ライスは退場し、カートに乗せられてロッカールームに向かっている。チャージャーズ戦ではターゲットにならなかったものの、試合に臨む前はレシーブ24回で288ヤード、タッチダウン2回という成績でチーフスをけん引していた。

ラポポートは試合後、ライスがACLを断裂している恐れがあり、残るシーズンを欠場する可能性があると報道。ライスは今季の残りを欠場する見込みだが、ACLではなくLCLの損傷であることは、こうした状況においては多少なりとも朗報だと言えよう。とはいえ、月曜夜にニューオーリンズ・セインツ戦に臨んでいるチーフスは、さらに厳しい状況に直面している。マホームズの主要なWRターゲットとして活躍してきたライスが離脱すれば、すでにマーキス・ブラウンが欠けているレシーバー陣がさらに手薄になってしまう。肩の手術を受けてから復帰時期が未定となっているブラウンは、故障者リザーブ(IR)に登録されている状態だ。

ライスが欠場すれば、新人のゼイビア・ワーシーや、ジャスティン・ワトソン、スカイ・ムーア、メコール・ハードマン、ジュジュ・スミス・シュスターに、より大きな貢献が求められることになるだろう。

【RA】