ヘイト抑制のため、NFLが他のスポーツリーグと協力して新キャンペーンを展開
2024年10月11日(金) 16:08NFLコミッショナーのロジャー・グッデルがMLB(野球)、NBA(バスケットボール)、WNBA(女子バスケットボール)、MLS(サッカー)、NWSL(女子サッカー)、NHL(アイスホッケー)のコミッショナー、およびNASCAR(自動車レース)社長と手を取り、アメリカにおけるヘイト(憎悪)を抑えるための新たなキャンペーンに取り組む。
このキャンペーンは“Timeout Against Hate(タイムアウト・アゲインスト・ヘイト)”と呼ばれ、反ユダヤ主義と戦う財団(Foundation to Combat Antisemitism/ファウンデーション・トゥ・コンバット・アンチセメティズム)の支持を受けている。この財団はニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフトが2019年に設立したものだ。現地10日(木)に『NBC News(NBCニュース)』が伝えたところによれば、クラフトオーナーは以前にコミッショナーたちと話し合いを持っており、このキャンペーンには5,000万ドル(約74億3,623万円)が投じられたという。
「スポーツにタイムアウトがあるのはなぜだと思う?」とクラフトオーナーはNBCニュースに語った。
「自分を取り戻し、うまく調整し、勝ちたいときに取るのだ。われわれはこのキャンペーンが、この国における憎しみの流れについて、一度立ち止まって再考するきっかけになることを願っている」
このキャンペーンを促進する広告が、木曜日に行われたサンフランシスコ・49ersとシアトル・シーホークスの試合中に流された。
「タイムアウトという言葉が示すように、皆に立ち止まってちょっと考えてほしい。他の人の視点から、考えてみてほしいのだ」とグッデルは『TODAY(トゥデイ)』に話している。
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