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期限が近づく中、トレードのことは「考えていない」とブラウンズWRクーパー

2024年10月12日(土) 17:31


クリーブランド・ブラウンズのアマリ・クーパー【Cooper Neill via AP】

クリーブランド・ブラウンズのシーズンが下降の一途をたどる中、アマリ・クーパーはチームを変わるか、現地11月5日(火)の期限が過ぎるまではトレードのうわさに巻き込まれ続けるだろう。スターワイドレシーバー(WR)はそうしたうわさを気にしていない。

「そういうことについては考えていない」と10日(木)にクーパーは『Akron Beacon Journal(アクロン・ビーコン・ジャーナル)』を通じて話した。「俺たちが試合で負けることについても考えない。試合で勝つことを考えている。だから、それが頭をよぎることすらないよ」

1勝4敗のブラウンズについて、ボールを動かすことに苦戦していると評するのは控えめな表現だろう。2024年に1つの試合で1度も20得点できていないチームはブラウンズだけだ。過去10シーズンに最初の5試合で20点を超える点数を獲得できなかったのはブラウンズで3チーム目となる。前例は2019年のマイアミ・ドルフィンズ(最終的に5勝11敗)と2023年のラスベガス・レイダース(同8勝9敗)だ。

ここまでレシーブ20回、208ヤード、タッチダウン2回のクーパーは、キャッチ(ランニングバック/RBジェローム・フォードと同数)とタッチダウンでチームのトップに立っている。ヤードでは213ヤードのWRジェリー・ジューディがトップだ。

自分の成績にはフラストレーションを感じていると認めるクーパーだが、ブラウンズを離れるつもりはないという。

「沈む船から飛び降りることは、世界で1番簡単なことだ。そう言っていいと思う」とクーパー。「だけど、俺は自分をそういう人間だとは思わない――そういうのは献身とか、コミットしていない人がすることだ。厳しい状況になることはたまにある。それを戦って、乗り越えていかなきゃならないんだ。俺はファイターだ。このチームのみんなもファイターだと知っている。最後まで戦う。それがファイターのすることだ。俺たちはそうする」

クーパーはオフシーズン中にサンフランシスコ・49ersとのトレード要員候補と報じられていたことがある。うわさが実体化することはなかったが、ビッグプレーを持つクーパーとたもとを分かつそぶりを見せるブラウンズを見ると、トレード期限までうわさはくすぶり続けるだろう。

クーパーは契約最終年に入っている。

日曜日にブラウンズは、対戦相手に1試合平均24.0点(NFLで22位)、プレー平均6.0ヤード(同30位)と試合平均365.8ヤード(同27位)を許しているフィラデルフィア・イーグルスの守備陣と対峙(たいじ)する。

「俺たちはただ、出ていってベストのプレーをするだけ」と試合のプランについてクーパーは言う。「それが俺の役目だ。他のことはどうでもいい。言葉や発言、その手のことは無関係だ。俺はただ、(クオーターバック/QBデショーン・ワトソン)の仕事が楽になるように、できるだけいいプレーがしたいんだ」

ここまでの2024年はブラウンズの攻撃陣にとって何一つ楽に進んでいない。

【M】