つま先負傷のビルズRBクックがMNFのジェッツ戦にインアクティブ
2024年10月15日(火) 08:43バッファロー・ビルズはスターランニングバック(RB)を欠いたままニューヨーク・ジェッツに立ち向かわなければならない。
RBジェームス・クックがつま先のケガにより、現地14日(月)夜に実施されるジェッツ戦にインアクティブとなると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとマイク・ガラフォロが報じた。
クックはシーズン第5週に23対20で敗れたヒューストン・テキサンズ戦の第4クオーターで、キャッチに失敗した際に負傷したと見られている。先週に2回の練習を欠席した後、土曜日の練習に制限付きで参加したクックは、クエッショナブルに指定されていたことから、出場できる可能性があると期待されていたが、シーズン第6週の最後の試合を欠場することになった。
昨シーズン終盤に飛躍を遂げたクックは2024年も順調な滑り出しを見せ、これまでのスクリメージヤード(432ヤード)とスクリメージタッチダウン数(5回)でチームトップに立っている。
シーズン開幕から3連勝を収めて合計112得点を挙げていたビルズだが、直近の2試合では合計30点しか獲得できず、連敗を喫している。そうしたスランプと、月曜日の試合の重要性を踏まえると、クックの欠場は大きな痛手になるだろう。
マンデーナイトフットボール(MNF)で勝利した方が、シーズンの3分の1を終えた時点でAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区の首位となり、さらには今後のタイブレーカーで優位に立つ可能性がある。
ジェッツ守備陣は多くの面で優れているものの、ランディフェンスに関してはやや甘く、被ランヤードでは14位に位置している状態だ。
ジェッツ戦ではクックの代わりに、タイ・ジョンソンと新人のレイ・デイビスがオープンスペースを見つける役割を担うことになる。キャリー数(26回)でクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンと並んでチーム内2位につけているデイビスは、75ランヤード、タッチダウン1回を記録してきた。デイビスがラン攻撃をけん引する存在になりうる一方で、ジョンソンはレシーブヤードを稼ぐ才能を見せており、今季はすでにレシーブ4回を記録し、タッチダウンレシーブ1回も決めている。
クックが不在の中でラン攻撃がうまくいかなかった場合、アレンはテキサンズ戦でキャリア最低のパス成功率(30%)を記録するなど、自身も苦戦を強いられている中で、パスディフェンスで2位につけているジェッツに対抗する方法を見つけなければならない。
アレン率いるビルズ(3勝2敗)は14日(月)アメリカ東部時間20時15分【日本時間15日(火)9時15分】から始まるジェッツ(2勝3敗)との一戦で、常勝街道に戻ることを目指すだろう。
【RA】