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脚の手術を受けたライオンズDEハッチンソンが今季終了の見込み

2024年10月15日(火) 09:38


デトロイト・ライオンズのエイダン・ハッチンソン【Cooper Neill via AP】

エイダン・ハッチンソンのセンセーショナルな2024年シーズンが幕を閉じた。

デトロイト・ライオンズが現地14日(月)朝、ディフェンシブエンド(DE)のハッチンソンが日曜夜に脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)の骨折を修復する手術を受けて成功したと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたところによると、ハッチンソンは残るシーズンを欠場する見込みとのこと。

ライオンズは、現時点でハッチンソンの復帰時期は“未定”だとつけ加えたが、ヘッドコーチ(HC)のダン・キャンベルは月曜日により明確で楽観的な見通しを示した。

「こう言わせてほしい。いいか、4カ月から6カ月だ。私がハッチを諦めることはない。絶対に」と報道陣に述べたキャンベルHCは「つまり、おそらく長い道のりにはなるが、彼を諦めるつもりはまったくない。誰かが復帰できるとすれば、それは彼だと言える」と続けている。

日曜日に圧勝したダラス・カウボーイズ戦で恐ろしいケガに見舞われたハッチンソンは、テキサス州アービングにあるベイラー・ホワイト医療センターに搬送され、緊急手術を受けた。ハッチンソンの復帰はすぐには実現しないだろう。

ライオンズは声明で、ハッチンソンは今週にデトロイトに戻り、そこから完全回復を目指す見込みだと述べている。ラポポートによれば、ハッチンソンは2025年シーズン開幕までに回復できるはずだという。

ハッチンソンのシーズン終了が決定的になったことは予想外ではないものの、ディフェンスの原動力とも言えるハッチンソンを失うことがライオンズ守備陣にとって痛手なことに変わりはない。

シーズン第6週を迎えるにあたり、サック数(6.5回)でリーグトップに立っていたハッチンソンは、シーズン第5週がバイウイークだったことから、今季の出場数が5試合にとどまっている。プロボウルに選出されたシーズンを経て、24歳のハッチンソンには再び素晴らしいシーズンを過ごし、リーグの中で真の一流パスラッシャーとしての地位を確立する可能性があったが、タックル19回、サック7.5回という記録で今季を終えることになった。

2022年NFLドラフト全体2位指名を受けたハッチンソンは今後、2年連続のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区制覇を狙うライオンズの挑戦には参加できない。

スター選手の欠如によって生じる空白を埋めることは決して容易ではないが、ハッチンソンの不在はライオンズにおけるパスラッシャーの層の薄さを浮き彫りにする可能性がある。

インサイドでは、ディフェンシブタックル(DT)エイム・マクニールが素晴らしいパフォーマンスを見せており、カウボーイズ戦でもサック2回をマークしたが、チーム内で1.5回を超えるサック数を記録している選手は他にいない状態だ。ハッチンソンの代わりになる選手はいないとはいえ、DTレヴィ・オンウズリケやDEジョシュア・パスカル、新人DEアイザック・ウクウをはじめとする選手たちがより大きな役割を担い、ライオンズのためにより一層力を発揮する必要がある。

【RA】