ロモはバックアップ案にもオープンだとスティーブン・ジョーンズ
2016年11月12日(土) 15:46先発クオーターバック(QB)をどうするか。その大きな難題がダラス・カウボーイズの悩みの種となっている。
今週にはトニー・ロモが8月に背中の圧迫骨折に見舞われて以来、初めて練習にフル参加しており、カウボーイズにとって最難関の問題に対する回答期限がもう間もなくに迫っている。
2006年シーズン当時、先発QBを務めていたドリュー・ブレッドソーのパフォーマンスを上回り、先発の役目を奪ってみせたロモは印象的な活躍を見せ続け、すでに14年目を迎えていたベテランプレーヤーのブレッドソーは以後、一度も先発の座を取り戻せなかった。そして今、そのロモがかつての先輩プレーヤーと同じ状況に直面しようとしている。NFLキャリア12年を誇るロモの座を危うくしているのは新人QBダック・プレスコットだ。
カウボーイズのスティーブン・ジョーンズ上級副社長は現地11日(金)、ラジオ番組『105.3 The Fan(103.5ザ・ファン)』に「まず、トニーはコンペティターであり、コンペティターであれば誰しも力の限り全力を尽くし、プレーし、スターになりたいと、そう思うものだろう。どんなスポーツであれ、アスリートというものは貢献したいと思うものだし、彼も間違いなくそうだ」とコメント。
「同時に、トニーは見事なまでにチームプレーヤーであり、トニーの進むべきプロセスの一環としてバックアップを務めるとなれば、別に私は彼の思いを代弁したいわけではないが、それでも、彼ならきっとそれを果たすだろうと思う」
ある情報筋が『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに明かしたところによると、13日に控える第10週のピッツバーグ・スティーラーズ戦にロモがアクティブ登録される見込みは低いという。とはいえ、スカウトチームと共に一週間を通して練習することで、リハビリを完了したロモは正式にクエッショナブルとして登録されている。
もし、プレー可能となった場合、ロモの役割はどうなるのだろうか。
ジョーンズは「今回の試合に向けて彼がクエッショナブルになるのは知っている。ただ、試合前のいずれかの時点で彼がいけるかどうかを判断することになる。そして、試合に出られるとなればバックアップになるのは間違いないだろう」
どちらの道を進むにせよ、カウボーイズ首脳陣にとっては難しい決断になるのは確かだ。