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レイダースがWRアダムスをジェッツにトレード、条件付き3巡目指名権と引き換え

2024年10月16日(水) 10:00


ラスベガス・レイダースのデイバント・アダムス【Brooke Sutton via AP】

ニューヨーク・ジェッツによる衝撃的なヘッドコーチ(HC)ロバート・サラー解雇も、ワイドレシーバー(WR)デイバント・アダムスの獲得を妨げなかった。

サラー元HCと別れてから7日、そして、バッファロー・ビルズにプライムタイムの試合で敗れてから24時間足らずで、ジェッツがラスベガス・レイダースとのアダムスのトレードに合意した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地15日(火)に、情報筋の話を元に報じている。レイダースはアダムスと引き換えに、2025年の条件付き3巡目指名権を受け取ると、ラポポートとトム・ペリセロが伝えた。この動きは、後に両チームによって正式に発表されている。

アダムスが今季にオールプロのファーストチームもしくはセカンドチームに選ばれるか、ジェッツがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦や第59回スーパーボウルに出場し、アダムスがアクティブロースターに入っていた場合、この3巡目指名権は2巡目指名権になるとペリセロは述べた。

ペリセロはさらに、この取引を成立させるため、ジェッツがアダムスの残るサラリーの支払いを引き受けることに合意したと、情報筋の話として報道。アダムスの基本給は1,689万ドルであり、試合ごとのアクティブロースターボーナスが51万ドルとなっている。ジェッツは按分額として、1,160万ドルを引き受けることになる。また、ジェッツとアダムスは2024年の契約再構築に合意しており、これによってサラリーキャップヒットが下がるとラポポートは伝えている。両者は2025年と2026年の契約についても調整する見込みだ。

ラポポートによれば、アダムスはすでにジェッツの施設を訪ねており、これから身体検査を受ける予定だという。アダムスはハムストリングの負傷によって過去3試合を欠場したものの、ラポポートはこのケガについては良い状況だと伝えた。

オールプロ選出3度の選手を獲得することで、ジェッツはアダムスをクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースと再会させることになる。2人が共にプレーし始めたのは2014年のことで、過去に7,517ヤード、タッチダウン68回、パス成功615回をマーク。グリーンベイ・パッカーズでのラスト4シーズンで2人のゲームは向上し、2018年から2021年にこのペアはNFLトップのキャッチ425回、5,257レシービングヤード、レシービングタッチダウン47回を記録している。

ロジャースは火曜日に『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィー・ショー)』で「テイ(アダムス)はこのリーグで1番仲が良い友人の1人だ」とコメント。

「テイは俺が家族のように思っている人たちの中でも、まさにトップにいる。彼が戻って来るのは、俺にとって本当に特別なこと。昨日の夜(の敗戦)のことを思えば少しほろ苦いところもあるけれど、ワクワクしているよ。テイと俺は何年もの間、素晴らしいことをやってきた。彼は何度も、俺をすごい選手のように見せてくれた。そのことに、本当にエキサイトしている。俺たちのチームにとっても、エキサイティングなことだと思う。今日、俺たちは確かにより良くなった。実現してくれたジョー(ダグラス/ジェネラルマネジャー)に、心からありがとう。ウッディ(ジョンソン/オーナー)やクリス(ジョンソン/副会長)が、トリガーになってくれた。もちろん、昨夜のことには全員が怒っているけれど、まだシーズンは長い。ここからさ」

ジェッツオーナーのウッディ・ジョンソンは火曜日にアダムスのトレードが成立したとのニュースが報じられた直後、ロジャースとアダムスの関係について、報道陣にこう話している。

「彼らが一緒にプレーしていたのは分かっている。つまり、誰もが関心を持つだろうね。彼がランニングゲームに加わり、あらゆる可能性を開くだろう。特に、クオーターバックとああいった関係を築いていることは、実に重要だ」

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