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次戦の先発に備えてQBウィルソンをファーストチームの練習に参加させる予定のスティーラーズ

2024年10月16日(水) 11:31


ピッツバーグ・スティーラーズのラッセル・ウィルソン【AP Photo/John Locher】

クオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンが2024年シーズンにプレーするための第一歩を踏み出すかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、ピッツバーグ・スティーラーズが今週の練習でウィルソンにファーストチームのレップスを与え、現地20日(日)夜に行われるニューヨーク・ジェッツ戦で先発を任せることを計画しているという。

シーズン開幕前からふくらはぎのケガに悩まされてきたウィルソンは、シーズン第6週に初めてジャスティン・フィールズのバックアップとしてアクティブとされていた。

ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンは火曜日に、ウィルソンとフィールズは今週の練習に参加すると明かした一方で、具体的な起用法については言及していない。

「今週は(ウィルソンを)検討している。最終的にどうなるかは分からない」と語ったトムリンHCはこうつけ加えている。

「ラスが先週に健康なことを証明したのは認める。今週は彼を真剣に見ているし、検討しているところだ」

今季最初の6試合に先発したフィールズは、スティーラーズが4勝2敗の成績を収めるのに貢献したものの、オフェンスは特にパスプレーで安定していない状況だ。直近の2試合で、フィールズのパスヤードは150ヤード以下、パス成功率は60%以下となっている。デュアルスレットのフィールズが活躍を見せたのは主にランプレーで、日曜日に勝利したラスベガス・レイダース戦ではタッチダウンラン2回を記録した。

火曜日、4勝2敗という成績をもたらしたにもかかわらずフィールズを先発に指名しなかった理由を尋ねられたトムリンHCは「ジャスティンは本当に良いプレーをしているし、チームとして好調なときもあったが、素晴らしいとは言えない状態だ」と報道陣に述べている。

「これは競争の激しいリーグだ。私たちは自分たちを競争力のあるチームに位置付けようとしているし、プレーする機会を得てこなかった才能ある選手も擁しているから、そういった部分を検討していくつもりだ。ジャスティンがやったこと、やらなかったことには関係がないこともある。ジャスティンは私たちにとって貴重な戦力だ。例えば先週は、彼が持っている計画の有無にかかわらず足を使ってプレーする能力が、試合における重要な要素になっていた。彼は50ヤード以上を走り、タッチダウンも2回決めている。私たちはそのことも、彼のボールの扱い方も高く評価している。ただ、私たちは使える人材をすべて見ようとしているだけだ。どのポジションでも同じようにね」

ウィルソンがパス攻撃でより多くの貢献ができるのであれば、フィールズがもたらすダイナミックなランの要素を失ってもいいとトムリンHCが考えるかどうかが疑問となっている。また、スティーラーズは日曜夜に行われるジェッツ戦で両方のQBを起用するかもしれず、トムリンHCは火曜日にその可能性を否定しなかった。

【RA】