サンフランシスコ・49ersのヘッドコーチ（HC）であるカイル・シャナハンが現地18日（金）、日曜日に控えるカンザスシティ・チーフス戦で新人レシーバーのリッキー・ピアソルを起用する予定だと明かした。

シャナハンHCは「みんなが張り切っている。今ではもうみんなと過ごした時間もあるので、一緒にいなかったような状態ではなく、今週はずっと練習している。彼がその場にいるのを目にするのはうれしい。みんなも彼が戻ってきて、その一員としていられることを本当に喜んでいる。とんでもない1週間を過ごしているが、われわれ全員が一緒に試合に出ようと張り切っている」とコメントしている。

スーパーボウルの再戦と言われる今回の49ersとチーフスの一戦は、ピアソルがサンフランシスコ市内で発生した強盗未遂事件で胸を銃撃されてから50日目にあたる。奇跡的に重傷を免れたピアソルは警察ならびに救急隊員の迅速な措置のかいあって、わずか1日の入院期間で退院を果たしている。

銃乱射事件とピアソルの入院を受けて49ersは9月2日付でピアソルをリザーブ／NFI（非フットボール故障者）リストに登録していた。去る10月14日に21日間の練習枠をスタートし、デビューの準備が整っていることを証明するのにピアソルが必要とした時間はわずか1週間ということになりそうだ。

現段階でピアソルにできることは何だと問われたシャナハンHCは「必要とされるものは何でも。スペシャルチームの役割を与えられており、レシーバーの役割もある。試合の展開を見てみよう。彼は健康だし、準備は整っている」と答えた。

今年4月のNFLドラフトで全体31位指名を受けて49ers入りしたピアソルはサンタクララの地元で迎え撃つディフェンディングチャンピオンのチーフス戦のキックオフに、チームメイトとともに整列することになりそうだ。

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