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レイダースQBオコンネルが親指骨折でIR入りの見込み、QBリッダーと契約か

2024年10月22日(火) 10:46


ラスベガス・レイダースのエイダン・オコンネル【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)エイダン・オコンネルが来月にフットボール関連の活動を行うことは、多くないだろう。

現地20日(日)にロサンゼルス・ラムズに敗れた試合で親指を骨折したオコンネルが、故障者リザーブ(IR)に置かれると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に伝えた。

オコンネルには4週間から6週間の離脱が見込まれており、今季中に復帰する可能性はある。

オコンネルがIR入りで少なくとも4週間離脱するのを受け、レイダースはアリゾナ・カーディナルスの練習生だったデズモンド・リッダーと契約すると、NFLネットワークのトム・ペリセロが報道。

オコンネルはオフシーズンに加入したガードナー・ミンシューと先発の役割を競う形で2024年のトレーニングキャンプをスタート。プレシーズンのパフォーマンスでは両者ともぱっとしなかったことから、ほぼ自動的にベテランのミンシューがポジション争いに勝利していた。しかし、ミンシューの先発出場は5週しか続かず、ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースはミンシューのターンオーバーの傾向に見切りをつけ、シーズン第5週にデンバー・ブロンコスに敗北した試合の途中でミンシューに代えてオコンネルを起用している。

オコンネルはシーズン第6週に先発出場したものの、状況が改善されることはなかった。オコンネルは第6週にピッツバーグ・スティーラーズに32対13で敗れた試合で、パス40回中27回成功、227ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回をマーク。去る日曜日にはパスを10回試みたところで親指を負傷し、少なくとも1カ月は戦線離脱することになった。

オコンネルが昇格したのは、この2年でピアースHCがベテランではなくオコンネルを選んだ2度目の例だった。2023年の半ばにジョシュ・マクダニエルズ元HCからチームを引き継いだ際、ピアースHCはジミー・ガロポロではなく、オコンネルをレイダースに先発に据えていた。

オコンネルのルーキーシーズンとは異なり。レイダースの問題はクオーターバックにとどまらない。ひとまずは、オコンネルの不在中にミンシューが成果を出すことに期待がかかる。

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