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レイブンズLBスミスがバッカニアーズWRゴッドウィンにヒップドロップタックルをしたかどうかをNFLが調査

2024年10月23日(水) 10:34


タンパベイ・バッカニアーズのクリス・ゴッドウィン【AP Photo/Chris O'Meara】

現地21日(月)夜に行われたボルティモア・レイブンズとタンパベイ・バッカニアーズの一戦で、バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)クリス・ゴッドウィンが試合終了間際にシーズン終了につながる足首のケガに見舞われたことを受け、プレーの見直しを行い、罰金の可能性が検討されることになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが火曜日に報じたところによると、NFLはレイブンズのラインバッカー(LB)ロクアン・スミスによるゴッドウィンへのタックルが、今年3月に実施された年次リーグミーティングで禁止されたヒップドロップタックルの基準を満たしているかどうかを調査しているとのこと。

ヒップドロップタックルとは、選手が両手でランナーをつかむ、もしくは両腕でランナーを包み込んだ後、自分の体重を支えずに腰や下半身を回転させながら落とし、ランナーの膝と同じ高さまたはそれ以下の位置でその脚の上に着地し、捉える行為として公式に定義されている。

一見しただけでは、スミスがゴッドウィンに低い位置でのタックルを仕掛けた際に、すべての体重をかけながら腰を回転させた、あるいは落としたのかを判断するのは難しい。また、スミスはこのタックルで反則をとられていない。

とはいえ、リーグはこのプレーをより詳しく調査する必要があると考えている。

ゴッドウィンは7週間を通してキャリア最高のシーズンを送る勢いを維持していた。レシーブ数(50回)でNFLトップの成績を収めているゴッドウィンは、576レシーブヤード、タッチダウン5回を記録している。

ゴッドウィンの負傷は、新たに禁止されたヒップドロップタックルに該当する可能性のある、注目度の高いケガの1つだと言えよう。

シーズン第2週、シカゴ・ベアーズのラインバッカーであるT.J.エドワーズにヒップドロップタックルで不正にタックルされたヒューストン・テキサンズのランニングバック(RB)ジョー・ミクソンは、ハイアンクルプレインに見舞われ、その後の3試合を欠場した。エドワーズも試合中は反則をとられなかったが、後に1万6,833ドル(約255万円)の罰金処分を受けている。

NFLからエドワーズと同様のタックル方法を使用したと判断されれば、スミスも同様の罰金を科される可能性がある。

【RA】