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セインツとRBカマーラが2年37億の契約延長に合意

2024年10月23日(水) 11:26


ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ【AP Photo/Gerald Herbert】

オフシーズンから生じていたアルビン・カマーラの契約問題が終結に向かっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが現地22日(火)に情報筋の話をもとに報じたところによると、ニューオーリンズ・セインツとランニングバック(RB)のカマーラが2年2,450万ドル(約37億1,751万円)の契約延長に合意し、2026年まで契約が継続されることになったという。

この契約には2,200万ドル(約33億3,817万円)以上の保証金が含まれており、150万ドル(約2億2,760万円)のインセンティブによってその価値は最大で2,600万ドル(約39億4,511万円)に上るとガラフォロはつけ加えた。

NFLネットワークのトム・ペリセロによれば、セインツはカマーラの新契約によって2025年のサラリーキャップで約1,800万ドル(約27億3,121万円)を節約できるという。

サンフランシスコ・49ersのRBクリスチャン・マカフリーやフィラデルフィア・イーグルスのRBセイクワン・バークリーが市場基準を塗り替えるような契約を結んだ中、カマーラは2024年のオフシーズンに、一流ランニングバックと同等の報酬を得たいという意向を示していた。

プロボウルに5回選出された経歴を持つカマーラは、不満を示すために参加必須のミニキャンプを早期離脱したものの、新契約が成立しなかったにもかかわらず、トレーニングキャンプ中にホールドアウトを実行するまでには至らなかった。

かつてドラフト3巡目指名を受けたカマーラは、セインツとの長期契約にも興味を示している。

7月24日、カマーラは「俺はセインツの一員でいたい。ここで引退したい」と語り、求めている新契約が成立していない場合もプレーするつもりだとつけ加えた。

フラストレーションを脇に置き、自身の価値を証明する形で2024年シーズンをスタートさせたカマーラは、セインツが連勝を収めた序盤の2試合で290スクリメージヤード(198ランヤード、92レシーブヤード)、タッチダウン5回を記録。それにより、2025年に大きな報酬を得る可能性を高めた。

しかし、セインツはシーズン開始から7週間が経過した時点でカマーラの価値を認識し、ファンから人気の高い選手を2026年シーズン末までチームにとどめることになった。

セインツは2勝0敗のスタートを切ってから急激に勢いを失い、クオーターバック(QB)デレック・カーが斜筋のケガを抱える中、過去5試合で連敗を喫している。カマーラは7週間を通して690スクリメージヤード、タッチダウン7回を記録してきた。

セインツの歴代最多ランヤードまであと233ヤードに迫っているカマーラは、予想より早く希望する報酬の水準に達した。NFLキャリアをニューオーリンズで全うしたいというカマーラの思いもさらに強まるだろう。

【RA】