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パンサーズQBダルトンが交通事故で親指捻挫、ブロンコス戦はヤングが先発へ

2024年10月24日(木) 09:58


カロライナ・パンサーズのブライス・ヤングとアンディー・ダルトン【AP Photo/Daniel Kucin Jr.】

カロライナ・パンサーズはアンディー・ダルトンがフィールド外で負傷したことにより、クオーターバック(QB)の交代を迫られている。

ヘッドコーチ(HC)デイブ・カナルスが現地23日(水)に、ダルトンが火曜日に交通事故に遭い、右手の親指を捻挫したことから、日曜日に敵地で行われるデンバー・ブロンコス戦ではブライス・ヤングが先発を務めると発表した。

ダルトンは水曜日の練習を欠席。火曜日の事故現場から緊急搬送される必要はなかったものの、ダルトンは日曜日の先発出場を妨げるほど深刻なケガに見舞われている。

カナルスHCは1週間を通して評価した上で、ダルトンが日曜日にバックアップとして出場できるかどうかを判断すると報道陣に述べた。

ヤングは水曜日に報道陣に対し、自分は日々のことに集中しており、フィールド復帰が長期的に何を意味するのかについては気にしていないと話している。

ヤングはベンチに下げられた後の状況について「もちろん、難しい」とコメント。

「どんな境遇の人でも、この状況に共感できると思う。正しいことをしようとし、自分の行動に一貫性を持たせようとしている。間違いなく、苦しみはあった。自分だけが何かを抱えているわけではないし、自分だけが苦しんでいるわけでもない。とにかく、一貫性を持ち続ける必要がある」

ヤングはパンサーズの先発として2024年シーズン開幕を迎えたが、序盤の2試合で振るわなかったことから9月にベンチに下げられた。ヤングの代わりにキャリア14年目のベテラン選手を先発に据えたカナルスHCは、すぐにその効果を実感。ダルトンは9月22日に行われたラスベガス・レイダース戦で、319ヤード、タッチダウン3回を記録して36対22の勝利をもたらした。

その勝利はパンサーズが2024年シーズンに挙げた唯一の白星となっている。それ以降、ダルトンは苦戦を強いられており、先週末に大敗を喫したワシントン・コマンダース戦ではパス16回中11回成功で93ヤード、インターセプト2回と、今季最低の数字を残した。この試合はあまりにもひどい内容だったため、カナルスHCは報道陣から2023年ドラフト全体1位で指名したヤングを先発に戻すつもりはあるのかと質問されている。しかし、カナルスHCはダルトンを信頼する姿勢を崩さず、パンサーズはダルトンを先発として起用し続けるつもりだと答えた。

水曜日、ヤングが再びQB1としてチャンスを得ることを楽しみにしていると明かした上で、ベンチに下げられてからのヤングの振る舞いを称賛したカナルスHCは次のように話している。

「彼はワクワクしている。彼はこのプロセス全体を通じて、まさに素晴らしい選手だった。チームの取り組みに関与し、積極的に参加していたから、今回の機会に期待を膨らませているはずだ。彼がまたフィールドに出てフットボールをプレーする機会を得ることに、私もワクワクしている」

【RA】