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トレードのうわさに動じないラムズWRカップ、「ここでやるべきことがある」

2024年10月24日(木) 11:22


ロサンゼルス・ラムズのクーパー・カップ【AP Photo/Kyusung Gong】

ロサンゼルス・ラムズのワイドレシーバー(WR)クーパー・カップはトレードのうわさが飛び交う中でも動じることなく、現地24日(木)夜に行われるミネソタ・バイキングス戦に向けて準備を進めている。

カップは火曜日に「この時期になるとうわさが立つのはいつものことだ。できる限り気にしないようにしている」と『Associated Press(AP通信)』に語った。

複数のチームがカップのトレードについてラムズに問い合わせていると、先週末に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。それ以来、うわさはさらに広がりを見せている。

「ここでやるべきことがあり、このチームのために全力を尽くすことに誇りを持っている。常にできる限りの準備をしてきたという自負を持って、フィールドに立っている」とカップは続けた。

「この7年半、ラムズの一員として毎日その姿勢で取り組んできた。それ以外のところで何が起きようと、自分でコントロールできることに集中するだけだ。今は、最高のラムズの選手になることに専念している」

カップは足首の負傷によりシーズン第2週から離脱していた。WRプカ・ナクアが練習に復帰し、ジョーダン・ウィッテントンなどの若手WRが台頭していることもあり、ラムズが2021年のオフェンス最優秀選手であるカップを高値でトレードする可能性がささやかれている。

同じくトレードのうわさが浮上しているクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードも、カップと同じようにベテラン選手としてこうした憶測には慣れていると語った。

「もちろん、リーグのファンとしてそういううわさは耳に入るさ」とスタッフォードは話している。

「でも、俺たちはプロのアスリート、プロのフットボール選手だ。こういうことはこれまでにも経験してきたし、それも仕事の一部だと理解している。気にしすぎると、今やるべきことに支障をきたす。短い準備期間の中で強敵との対戦に備えなければならないから、全力でそっちに集中している。カップも同じだと思うから、俺たちはあまり気にしていない」

カップが健康な状態で出場した唯一の試合は、デトロイト・ライオンズのホームで行われたシーズン第1週の試合だった。この時カップは21回のターゲット中14回をキャッチし、110ヤードとタッチダウン1回を記録。過去2シーズンでカップは負傷により17試合を欠場している。

しかし、フィールドに立てばカップはスタッフォードにとって欠かせない存在だ。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、2023年以降、スタッフォードのドロップバックの54.5%でカップがフィールドに立っており、カップがフィールドにいる時のスタッフォードのパサーレーティングは98.8と、いない時の79.4よりも約20ポイント高い。

サーズデーナイトの試合が、このダイナミックなコンビにとって最後の試合となるのか、それともこの共演は続くのか、注目が集まる。

【R】