パッカーズHCラフルアーが元ジェッツHCサラーを助っ人として練習に招待
2024年10月24日(木) 12:27ロバート・サラーが現地23日(水)に練習場に姿を現したが、それはウィスコンシン州グリーンベイでのことだった。
グリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはニューヨーク・ジェッツの元ヘッドコーチであるサラーが今週の木曜日までチームに関わると述べ、その役割は“流動的なもの”だと説明している。
サラーは守備面の知識が豊富なことで知られているにもかかわらず、パッカーズのオフェンスを補佐するために招かれている。
チーム公式サイトによると、ラフルアーは水曜日に「その側面で守備の視点を持つのは常に良いことだと思う」と述べ、こう続けたという。
「つまり、(サラーは)私たちのやっていることをいくつか見ているところだ」
「彼にとって良い学びの機会となるし、私たちを手助けして、相手チームが私たちのことをどう見て、どのような守備を展開してくるかという視点を与える機会にもなる」
「彼は優れた守備の頭脳を持っている。しかし、だからこそ、オフェンス側に立ち、ディフェンスに対抗する手助けをしてもらいたいと思っている」
サラーがグリーンベイにいることは驚きではない。サラーとラフルアーは2004年に中央ミシガン大学の大学院助手として一緒に働いて以来、長年の友人だからだ。サラーはラフルアーがNFL入りする際にも重要な役割を果たしており、結果としてラフルアーは2008年に攻撃アシスタントとしてヒューストン・テキサンズに加入。また、サラーは2021年から2022年にかけて、ラフルアーの弟であるマイクをジェッツの攻撃コーディネーター(OC)として雇っていた。
パッカーズでオフェンスのプレーを指揮しているマット・ラフルアーは、サラーが短期間の滞在中に、1年目の守備コーディネーター(DC)ジェフ・ハフリーの仕事場に関与することは望んでいないと強調している。
「そうしたくない」と述べたラフルアーは「ハフやうちの守備スタッフは素晴らしい仕事をしてくれていると思う。私は彼らを全面的に信頼している。1年目だから、彼は自分自身で経験を積む必要がある」と続けた。
サラーはヘッドコーチとして4年目のシーズンを2勝3敗という低調な成績でスタートさせたことを受け、10月8日にジェッツから解雇された。ラフルアーは友人の解雇を受けて連絡をとり、興味があればグリーンベイに来ないかと誘ったと明かしている。
ラフルアーはサラーの訪問について「彼がフットボールというゲームをどれほど愛しているかを物語っていると思う。もちろん、それが奪われたとなるとつらいだろうね」と語った。
ラフルアーがフリーエージェントのコーチをアシスタントとしてチームに招いたのは今回が初めてではない。以前には、2022年シーズン中にデトロイト・ライオンズから解雇されたオーブリー・プレザントがパッカーズのオフェンスを補佐するために招待されている。
2024年にジェッツと対戦する予定のないパッカーズ(5勝2敗)は、今週の日曜日に敵地で行われるジャクソンビル・ジャガーズ(2勝5敗)との試合に勝利し、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区での順位を上げることを目指している。
【RA】