ライオンズWRウィリアムズがパフォーマンス向上薬の使用で2試合の出場停止処分
2024年10月25日(金) 13:07現地24日(木)、デトロイト・ライオンズのワイドレシーバー(WR)ジェイムソン・ウィリアムズが、NFLのパフォーマンス向上薬(PED)に関する規定に違反したとして、2試合の出場停止処分を受けたことを発表した。
これにより、ウィリアムズはシーズン第8週のテネシー・タイタンズ戦と第9週のグリーンベイ・パッカーズ戦を欠場することになる。
ウィリアムズは代理人を通じて発表した声明で次のように述べている。
「今週、パフォーマンス向上薬に関する規定に違反したとして、NFLから出場停止を告げられた」
「この件については全く予想外で、今も状況を受け止めている最中だ。私はサプリメントやビタミン剤を摂取しておらず、市販薬でさえ慎重に避けている。これまで不正を働くためや不当なアドバンテージを得るために何かを摂取したことは一度もない。ただ、体内に入るものには責任を持たねばならないと理解しており、今回はその責任を受け入れる考えだ」
「このゲームやチームメイト、コーチ、ライオンズの組織、そしてデトロイトの街に対しては、愛とリスペクトの気持ちしかない。出場停止を受け入れなければならないのは残念で、今週の練習に参加できないことが悔しい。チームメイトへの敬意から、今回の件についてはこれが最後の発言とするつもりだ」
出場停止の可能性については、月曜日に『ESPN』が最初に報じた。ウィリアムズは水曜日の練習に参加したものの、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは今週末のタイタンズ戦にウィリアムズを起用しない意向を記者たちに伝えていた。
キャンベルHCは『ESPN』に「彼を信じている。この若者を信じているが、残念ながら過ちには代償が伴う」とコメント。
「彼はその結果を受け入れなければならない。彼がここまでたどり着くのに手を差し伸べてきたが、いつまでも待つことはできない」
「1年ほど前から彼は自力で登り始め、われわれのもとにたどり着いた。途中で手を放してしまったのかもしれないが、また登り直すだろう。われわれはその手を伸ばし続けるつもりだ。必ず立ち直ると信じている。彼はこのチームの一員であり、彼のことを信じている」
今回の出場停止は、ウィリアムズにとって好調なシーズンを一時的に中断させることになる。3年目となる今シーズンにウィリアムズはわずか6試合で、すでにキャリア最高のレシーブヤード(361)とタッチダウン数(3)を記録している。
ウィリアムズは2023年にもNFLのギャンブル規定違反により4試合の出場停止処分を受けており、1年後の今回、別の理由で再びフィールドを離れることとなった。
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