ドルフィンズQBタゴヴァイロアが脳しんとうプロトコル終了、次戦に出場見込み
2024年10月26日(土) 07:14マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアが試合復帰に向けた最後の関門を突破した。
チームを率いるマイク・マクダニエルHC(ヘッドコーチ)は報道陣に対し、タゴヴァイロアが現地25日(金)に脳しんとうプロトコルを抜け、日曜日に控えるアリゾナ・カーディナルス戦を前に、故障者リザーブ(IR)からアクティブ登録される見込みがたったと明かしている。
マクダニエルHCは「プロセスを経て、練習で何度か初期の接触プレーも実施し、その上で独立した医師の診察を受けて完全にクリアとなった。プロトコルを外れたのだ」と述べた。
タゴヴァイロアが木曜日の練習にフル参加したことから、復帰が近づいていることが予想されていた。ドルフィンズは今回の脳しんとうからの復帰に関して楽観した姿勢を見せてきており、サンデーゲームの前にはIRからアクティブ登録されると見られている。
タゴヴァイロアがプロトコルの一環として「多くの」医療専門家の診察を受けたものの、タゴヴァイロアに対してフットボールからの引退を「誰一人として進めて来なかった」と改めて言及したマクダニエルHCは次のように付け加えた。
「本人は自分のコントロールできることに専念し、その点においては本当に素晴らしい働きぶりだった。しかも、その中で自分自身のケアに全力を尽くしながら、このフットボールチームのリーダーとしても役割を果たしてきた。そのすべてにおいて、あらゆることに積極的に関わってはいるものの、彼自身はすぐにコーチになることには興味がなく、フットボールをプレーすることが好きなのだとも強く自覚している」
「他の皆と同様に熱心だ。彼がいかに貴重な選手であるか、疑問があったとしても、その答えは明白だと思う」
ドルフィンズはタゴヴァイロアがシーズン第2週に負傷して以降、オフェンスが機能しておらず、タゴヴァイロア不在の中で1勝3敗と低迷しているほか、合計得点が40点しかなく、1試合あたり平均10点しか獲得できていない。
今季のドルフィンズはスコアリングオフェンスにおいてランキング最下位(1試合平均11.7点)に沈んでおり、1966年のフランチャイズ初年度以降で最も低い試合平均得点を記録してしまっている。昨年のドルフィンズは29.2点でリーグ2位だった。
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