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現地11月5日に迫るトレード期日、主力守備選手のトレードは見込み薄か

2024年10月27日(日) 09:51


NFLのロゴ【Cooper Neill via AP】

テネシー・タイタンズは現地23日(水)の早朝に、2人の大物選手のトレードをまとめ、ワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスをカンザスシティ・チーフスに、ラインバッカー(LB)アーネスト・ジョーンズをシアトル・シーホークスに送った。

これらのトレードは、11月5日(火)の期限を前に、タイタンズへの問い合わせが増えるきっかけとなった。

情報筋によると、複数のチームがある特定の選手を念頭に置いて、タイタンズに連絡をとったという。その選手とは、プロボウルに2回選出された経歴を持つディフェンシブタックル(DT)ジェフェリー・シモンズだ。興味を示したにもかかわらず、それらのチームには“それはあり得ない”という同じ答えが返ってきている。

今日のNFLでは、トレードを好むジェネラルマネジャー(GM)が以前より増えているため、問い合わせてみるに越したことはない。この時期に、あるチームがトッププレーヤーのトレードを検討しているといううわさが流れると、そうした問い合わせが行われることがある。リーグ全体で見ても、例えば、あるチームが2つのドラフト1巡目指名権やそれ以上を手渡す意志を持っている場合に、トレードに出されない選手は非常に限られているだろう。

タイタンズの他にも、苦戦している複数のチームが主力守備選手についての問い合わせを受けている。しかし、彼らの返答も、タイタンズのシモンズに関する答えと似たようなものだ。

情報筋によれば、クリーブランド・ブラウンズはWRアマリ・クーパーをバッファロー・ビルズにトレードした後に、他チームから問い合わせがあったにもかかわらず、スーパースターのディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットをトレードするつもりはないという。また、WRデイバント・アダムスをトレードしたラスベガス・レイダースも、DEマックス・クロスビーをトレードするつもりはないとのこと。

もし、ロサンゼルス・ラムズが2連勝を収めて成績を3勝4敗に伸ばさなかった上に、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイが残留を期待していると述べて話を打ち切っていなかったとすれば、WRクーパー・カップがトレードされていた可能性はあっただろうか? それは誰にも分からない。しかし、少なくともラムズは他チームからの問い合わせに耳を傾けていたようだ。

【RA】