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ベンガルズWRヒギンスはイーグル戦を欠場

2024年10月28日(月) 00:30


シンシナティ・ベンガルズのティー・ヒギンズ【AP Photo/Jay LaPrete】

シンシナティ・ベンガルズは勝利の方程式の不可欠な要素を欠いてフィラデルフィア・イーグルス戦に挑む。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話として伝えたところによると、ベンガルズのワイドレシーバー(WR)ティー・ヒギンスが大腿四頭筋を負傷した影響で現地27日(日)に控えるイーグルス戦にインアクティブ登録されたという。後にチームが正式にヒギンスのインアクティブを公表している。

シーズン第8週に向けたヒギンスの出場ステータスに疑問符がついたのは金曜日になってからだった。25歳のヒギンスが制限付きとして故障者レポートに記載されたのだ。ペリセロはヒギンスが金曜日の練習中にルートを走っている際に大腿四頭筋を痛めたと報じている。

練習にはいずれかの形で参加しているとはいえ、ヒギンスは2024年シーズンで3試合目の欠場を余儀なくされる。

ヒギンスは今季序盤の2試合をハムストリングの負傷によって欠場し、チームはいずれの試合も敗北を喫した。復帰後は29回のレシーブで341ヤードを稼ぎ、3タッチダウンをマークしている。

0勝3敗でシーズンをスタートしたベンガルズを勝率5割まであと1試合まで巻き返すきっかけになったのはヒギンス個人の活躍だけではない。ヒギンス不在の2試合でレシーブあたり平均9.7ヤード(10回のレシーブで97ヤード)、得点なしに終わっていたWRジャマール・チェイスを解き放つことにもひと役買っている。スターレシーバーのヒギンスをとともに先発したシーズン第3週以降の試合で、チェイスはレシーブあたり平均18.0ヤード(29回のレシーブで523ヤード)を走り、6タッチダウンレシーブを記録したのだ。

ベンガルズは序盤の2週間でわずか17.5点しか挙げられていなかったが、ヒギンス復帰後の試合は平均28.6点を獲得している。確かに、序盤戦の微調整が結果につながったとも言えるが、ヒギンスがフィールドに戻って以降、45回のターゲットとなり、チームをリードしていたことを考えれば、その存在感は注目に値する。

ヒギンスの再欠場によって、クオーターバック(QB)ジョー・バロウは信頼できるパスキャッチャーを失い、チェイスにとっては相手ディフェンスが注視すべき自分以外の存在を失うことになる。

ベンガルズが連勝を3に伸ばしてプレーオフ圏内に戻るためには、イーグルスが誇るトップ10ディフェンスを相手に、バロウはチェイスやデプスの貢献者たちに頼らなければならない。

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