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先発復帰するパンサーズQBブライス・ヤングに続投のチャンスあり

2024年10月28日(月) 00:44


カロライナ・パンサーズのブライス・ヤング【AP Photo/John Locher】

現地27日(日)にカロライナ・パンサーズがデンバー・ブロンコスと対戦する試合で、パンサーズのクオーターバック(QB)ブライス・ヤングが9月中旬のシーズン第2週以来の先発出場を果たす。

5週間の待機中、スカウトチームのクオーターバックとして学習し、プレーしてきたヤングには以前の役割を取り戻すチャンスだ。

今週、交通事故で親指に軽度の捻挫を負ったアンディ・ダルトンに代わる形で戦列に復帰するヤング。情報筋によれば、ヤングがその実力を発揮できれば、先発を続投する可能性は十分にあるという。

レギュラーシーズンの2試合目を終えてパンサーズがヤングをベンチに下げたのは、ヤングが再び先発のチャンスを手にし、2023年NFLドラフト全体1位で指名したフランチャイズQBであることを証明してほしいとの願いからの判断だった。NFLは週ごとに進むリーグであり、多くの状況において何が起きてもおかしくない。ヤングが躍動することが希望だ。

火曜日の事故以降、ダルトンは練習に参加しておらず、サンデーゲームの出場ステータスはダウトフルとされている。フットボールのグリップに問題をきたす親指を負傷しているため、シーズン第9週も欠場する可能性があると情報筋は言う。

ダルトン起用によってベンチに下げられた後、ヤングの姿勢やエネルギーについて問われたヘッドコーチ(HC)のデイブ・カナルスは「彼はこのプロセス全体を通じて、まさに素晴らしい選手だった。チームの取り組みに関与し、積極的に参加していたから、今回の機会に期待を膨らませているはずだ」と語っていた。

先発を任されたダルトンの活躍は目覚ましく、ラスベガス・レイダースに勝利した試合では319ヤードを投げて3タッチダウンを挙げるパフォーマンスを披露。ただ、以降は調子を落としており、シーズン第7週のワシントン・コマンダース戦ではわずか93ヤードしか稼げず、パンサーズは4連敗を喫している。去る月曜日、カナルスHCはヤングが再び先発する可能性について問われるも、ダルトンを信頼する姿勢を崩さず、パンサーズはダルトンを先発として起用し続けるつもりだと答えていた。

チーム内ではヤングの貢献が称賛されている。QBミーティングのみならず、オフェンスラインとのプロテクションミーティングにも参加しているという。試合中のサイドラインではダルトンの手助けにも懸命だ。暗い場所にいってふてくされるのではなく、存在感を示していると言えよう。

バックアップQBは通常、先発組と練習をともにすることはないが、情報筋によると、ヤングはとりわけ競争の激しい間など、先発組に混じって練習に参加しているとのこと。そういったレップスが鋭さを保つのに役立っており、スカウトチームのレップスを担当する中で先発ディフェンスとも対峙している。

ただ、ブロンコスと同チームの守備コーディネーター(DC)バンス・ジョセフが誇る優れた守備陣と相まみえる試合で、ヤングが頼りにできる先発レシーバーはいない。アダム・シーレンはまだ故障者リザーブ(IR)入りする要因となったハムストリングのケガと闘っており、欠場が決まっている。肋骨を痛めているディオンテ・ジョンソンも除外された。

シーレンとジョンソンが負傷離脱中のため、ゼイビア・レゲット、ジョナサン・ミンゴ、デビッド・ムーアといったレシーバーが多くの練習に参加している。

カナルスHCは金曜日、「今週にレップスを担当した選手たちについては、その出来栄えや対応に手応えを感じている。彼らにとっては素晴らしいチャンスになるだろう」と話した。

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