チーフスTEケルシーがキャリア通算タッチダウンキャッチ75回でTE内5位に
2024年10月28日(月) 10:45トラビス・ケルシーが輝かしい記録に彩られた道に戻ってきた。
カンザスシティ・チーフスのタイトエンド(TE)であるケルシーが、現地27日(日)にラスベガス・レイダースに勝利した試合で5ヤードのタッチダウンを決め、キャリア75回目のタッチダウンをマークした。
第2クオーター残り8分16秒で歴史的なタッチダウンキャッチを決めたケルシーは、NFLの歴史上5番目のレシービングタッチダウン75回を記録したタイトエンドとなっている。タイトエンドとしてのキャリア通算タッチダウン数はこれまで、ジェイソン・ウィッテンとタイだったものの、今回の記録によって単独5位に浮上した。
日曜日にキャッチ10回、90ヤードをマークしたケルシーだが、タッチダウンのランキングを上っていくにはまだ長い道のりがある。ケルシーの上にいる4位のジミー・グラハム(タッチダウン89回)との間には大きな差がある。タイトエンドのタッチダウン歴代1位であるアントニオ・ゲイツの記録は116回だ。ポストシーズンを合わせるとケルシーのタッチダウンキャッチは現在94回で、これはグラハムとタイでの歴代4位にあたる。
ケルシーのキャリアにとって歴史的なキャッチだったのはもちろんだが、今、この瞬間のケルシーにとっても実に喜ばしい得点だった。ケルシーはこれで、レギュラーシーズンで12試合連続タッチダウンキャッチなしという流れを断ち切ったのだ。ただし、チーフスがスーパーボウルを制した昨シーズンのポストシーズンで、ケルシーはタッチダウンキャッチを3回決めている。
プロボウル選出9回、スーパーボウル制覇3回を経験しているケルシーは、すでに100レシービングヤードの試合数(37試合)と、1,000ヤードシーズン(7回)でTEとしての最多記録を持っている。
35歳のケルシーは日曜日をキャリア通算キャッチ945回(タイトエンドでNFL歴代4位)、1万1,663ヤード(同4位)をマークして締めくくった。タッチダウン記録のリストの頂点に向かって前進しつつ、ケルシーはこれらの数字も伸ばしていく。
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