フィラデルフィア・イーグルスはジェネラルマネジャー（GM）ハウィー・ローズマンのもと、シーズン途中のトレードでチームを積極的に補強してきた。

11月5日（火）のトレード期限を前に、ヘッドコーチ（HC）ニック・シリアニは、トレードの判断は自分ではなくフロントオフィスに委ねているとコメント。それでも、3連勝中で5勝2敗と好調を維持する現チームには十分満足しているようだ。

「今のチームには大満足だ」とシリアニHCは月曜日にチームの公式サイトで述べている。

「このチームはうまくまとまりつつある。その上で、常にチームを強化する方法を模索しているのも確かだ。（上級副社長兼GMの）ハウィーはその点で優れており、絶えずチームを強化する方法を考え続けている。私は彼のその姿勢を尊敬し、重んじている」

「ただ、先ほど言ったように、今いる選手たちにはとても満足している。チームが本当にいい形でまとまりつつあると感じているが、今後の1週間でどうなるかはわからない」

ローズマンGMは在任中、常にチームの弱点を補うべく積極的に補強を行ってきた。昨年はセーフティ（S）ケビン・バイアードを獲得し、2022年にはディフェンシブエンド（DE）ロバート・クィンを加えた。それ以前にも、ランニングバック（RB）ジェイ・アジャイやワイドレシーバー（WR）ゴールデン・テイト、ラインバッカー（LB）ジェナード・エイブリーといった選手もトレードで獲得している。

その成果はさまざまだが、ローズマンGMは改善の余地がある限り決して静観しないGMとして知られる。

シドニー・ブラウンの復帰によってセーフティの層の問題は解消され、日曜日のシンシナティ・ベンガルズ戦では控えのオフェンシブラインも安定したパフォーマンスを見せたことで、この部分の補強は不要かもしれない。一方、オフシーズンに加わったDEブライス・ハフが期待通りの成果を上げていないことから、イーグルスはパスラッシュの強化に動く可能性がある。

「毎年状況は異なる。繰り返しになるが、チームを強化できる方法に対しては常に前向きだ」とシリアニHCは話している。

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