手首の手術が必要と診断のドルフィンズWRヒル、処置はオフシーズンまで見送る意向
2024年11月16日(土) 17:44タイリーク・ヒルの手首のケガは手術を考えるほど深刻なものだという。だが、処置を受けるのは2024年シーズンが終わってからにするそうだ。
マイアミ・ドルフィンズのスターワイドレシーバー(WR)ヒルは、現地14日(木)に現在の状況を説明し、日曜日のラスベガス・レイダース戦ではプレーすると記者団に話した。痛みを管理することによってプレーは可能なのだという。
「結局のところ、現実を受け止めて痛みに対処するしかない」とヒルは言っている。「プレーすればするほど悪化するだろうけど、チームのために頑張るしかない。俺は何があろうと、自分がどう感じようと集中している。だから、たとえ手首を切り落とさないといけないとしても、出場する。フットボールの試合が大好きだからね」
「手術を提案されて、話した何人かの医師はみんなそう勧めてきた。でも、最後に決めるのは俺だ。俺はフィールドに出続けることを選ぶ」
金曜日に出たシーズン第11週の最終故障者報告で、ヒルのステータスには何も記されていない。
手首のケガは夏にワシントン・コマンダースとの合同練習に参加した時のもので、これまでの10週間は痛めた状態でプレーを続けてきた。シーズン第10週のロサンゼルス・ラムズ戦を前にケガの悪化が伝えられたが、故障者報告ではクエッショナブルとなっていた。
それでもヒルはプレーをやめず、パス3回をキャッチして16ヤードを稼ぎ、重要なタッチダウンレシーブを決めている。
それでも、2023年にNFLトップのレシーバーになった成果にはほど遠い。その要因はシーズン第2週にトゥア・タゴヴァイロアが脳振とうを起こしてからのクオーターバック(QB)の入れ替わりに寄るところが大きいものの、今週の発言から察するに、タゴヴァイロアの不在だけが理由ではなかったようだ。
それでもヒルは、再びプレーオフに望みをつなぐため、踏ん張らなければいけない3勝6敗のドルフィンズのためにユニホームを着続ける。
【M】