RBバークリーの得点機会の少なさに言及するイーグルスHCシリアニ
2024年11月20日(水) 15:07ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーはビッグプレーを得意とする一方で、ゴールライン手前でタックルされる場面が目立つ。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、今シーズンにバークリーが1ヤードまたは2ヤードラインでタックルされた回数は、リーグ最多の11回に上るという。その多くは、クオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツが “Brotherly Shove(ブラザーリー・シャブ)”と呼ばれるタックルを突破するプレーによって、タッチダウンを決める形で終わっている。
現地18日(月)、バークリーが1ヤードラインで阻まれる場面が多いことについて、ヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニに、もっとバークリーに得点までを託すことを検討しているかとの質問が寄せられた。
チームの記録によれば、シリアニHCは「その点については常に考えている。特にレッドゾーンでは、クオーターバックスニークを選択することをよく考える。そこでヤードを失うのは痛い」と答えたという。。
「レッドゾーンで最悪なのは後退することだ。それによってラインの位置が後ろに下がり、状況がさらに厳しくなる。エンドゾーンが近づくほどスペースが狭まり、プレーが一層難しくなる。だからこそ、常にラインを前進させることが重要だ」
シリアニHCのこの指摘には一理ある。バークリーが1ヤードラインから試みた数少ないキャリーでは、ヤードを失う結果に終わった場面もあった。
「クオーターバックスニークはこれまでに何度も成功させてきた」とシリアニHCは続けた。
「ジェイレンはたくさんのタッチダウンを決めている。この質問には正直に答えたいが、慎重に言葉を選ぶ必要がある。ただ言えるのは、バークリーは本当に素晴らしい働きをしてくれているということだ」
2024年シーズンにバークリーは1,137ラッシングヤードを記録してNFL全体で2位、8回のラッシングタッチダウンでリーグ6位につけている。また、イーグルスの選手として1試合あたりのラッシングヤード(113.1)、1キャリーあたりの平均ヤード(5.8)、そして総ヤード(134.7 )のすべてで自身のキャリア最高記録を更新中だ。
シリアニHCによれば、ヤードを稼ぐことと得点を決めることのバランスについてチームのランニングバックと常に話し合ってきたが、問題になったことはないという。
「彼はわれわれをゴールライン近くまで連れて行ってくれる」とシリアニHCは述べている。
「自分でも8回のタッチダウンを決めているし、彼は非常に高いレベルでプレーしている。何より、最高のチームメイトだ」
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが週末に報じたところによれば、代理人がバークリーのタッチダウンが阻まれることを想定していたため、幸いにも契約内容にタッチダウン数に基づくインセンティブは含まれていないという。
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