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爆弾低気圧でいまだ停電に見舞われるシーホークス

2024年11月22日(金) 14:47


シアトル・シーホークスのジーノ・スミス【AP Photo/George Walker IV】

現地19日(火)に大型の“爆弾低気圧”の影響で停電したシアトル・シーホークスのチーム施設は、木曜日になっても復旧していない。

ワシントン州で5,000万軒近くの邸宅が強力な嵐の影響で停電しており、シーホークスが本拠を構えるワシントン州レントン――シアトルに隣接する――も例外ではなかった。チームの施設であるバージニア・メイソン・アスレチック・センターは、木曜日の時点で発電機を用いて限定的に電力が使える状況だと報じられているものの、大部分の照明はついていないという。

チームのレポーターであるジョン・ボイルによれば、シーホークスのディフェンシブタックル(DT)ジェイオラン・リードは「暗闇のおかげで、俺たちの距離は近づいている」と話したという。

シーホークスがシーズン第12週にアリゾナ・カーディナルスをホームに迎える試合に備える中、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはチームが金曜日の練習を、日曜日の地区対決の舞台であるルーメン・フィールドに移すことを検討していると報じた。

シーホークスは木曜日の練習を、なんとかチーム施設で完了した。しかし、停電の影響で、選手たちは温かいシャワーを浴びることさえできない状況だ。

「冷たいシャワーさ。冷水を浴びなきゃならない」とシーホークスのクオーターバック(QB)ジーノ・スミスは木曜日にコメントしている。

「サウナもない。電気が来ていないから、普段使い慣れているものが使えないんだ」

それでも、チームがこの状況を言い訳に使うことはないと、スミスは言う。

「大部分では、俺たちは必要なものをすべて手にしている。日曜日には準備できているさ」とスミスは続けた。

停電は選手たちの業務を妨げるだけではなく、家庭における妨げにもなっている。多くの選手とその家族が、自宅で停電に直面しているのだ。スミスによれば、選手たちが自宅に仕事を持ち帰ることが難しくなっているため、スケジュールを微調整しているという。

「ほとんどの部分で、準備は順調だった。もちろん、家が停電になっているから問題もあるけれど、みんな、学習の部分で本当によくやっている。自宅が停電しているなら、チーム施設で何時間か余計に過ごすことができる。電気が使えるから、ここに何時間かとどまって学ぶのさ」

「俺たちがこれを言い訳にすることはない。停電している人なんていっぱいいるし、俺たちは職場に来て仕事ができるだけ恵まれている」とスミスは話した。

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