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QBジョーンズはウェイバーをクリア後、すぐにでも新チームと契約の見込み

2024年11月24日(日) 22:13


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【AP Photo/Vera Nieuwenhuis】

ニューヨークでのダニエル・ジョーンズの時代は終わったが、このベテランクオーターバック(QB)が新たなホームを見つけるのにそう長く待つ必要はなさそうだと一部情報筋は言っている。

現地22日(金)にリリースを要請して認められたジョーンズは、25日(月)のアメリカ東部時間16時にウェイバーをクリアする見通しだ。そこから、フリーエージェントとなって、他のチームとの交渉が可能になれば、ジョーンズは比較的早く契約すると思われる。

ジョーンズがウェイバーをクリアする公算は高い。それは他のチームが彼を獲得した場合、契約に残されている1,183万ドル(約18億3,099万円)に加えて、来シーズンのケガの保証金2,300万ドル(約35億5,982万円)を負担しなければならないためだ。

フリーエージェントになればすぐさま、ジョーンズはチームと契約可能になる。これまで数多くのベテランがしてきたように、ジョーンズも練習生として契約するかもしれない。そうすれば彼の新チームは契約のために53人のロースターから選手を切り捨てないで済む。

ジャイアンツは日曜日のタンパベイ・バッカニアーズ戦でQBトミー・デヴィートを先発させる。一方、2019年のドラフト1巡目でジャイアンツに指名されてから、1億800万ドル(約167億1,570万円)以上を手にしながら、24勝44敗1分に終わったジョーンズにはいくつかの選択肢がある。そのどれもが明確なものではない。

ジョーンズには選択肢として、以下のようなものが考えられる。

◆サンフランシスコ・49ersは先発QBブロック・パーディーが肩のケガを抱えており、グリーンベイ・パッカーズとのサンデーゲームを欠場することになっている。ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは欠場が今回だけにとどまらない可能性もあると考えているようで、パーディーは月曜日に再評価を受ける予定だ。もしパーディーにさらなる時間をロスする恐れがあるとなれば、49ersはジョーンズの行き先として理にかなっており、非常に現実的といえる。
◆また、ボルティモア・レイブンズのようなチームも十分に考えられる。ジョーンズの運動能力とスピードはレイブンズのオフェンスによくマッチするためだ。現在はジャーニーマンのジョシュ・ジョンソンがラマー・ジャクソンのバックアップを務めている。ジョーンズはレイブンズの練習生として契約し、そこから昇格を目指せばいい。ジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタは常にロースターを改善しようと考えている。
◆ラスベガス・レイダースは、組織としてジョーンズを気に入っているといわれている。ジョーンズがフリーエージェントになれば、選択肢として浮上するかもしれない。なぜか? レイダースは未来のQBを探しながら、同時に2025年オフシーズンにブリッジスターターを求めてマーケットに乗り出すと考えられているためだ。ジョーンズは未来のポジションのためのオーディションを受け、場合によってはそれ以上の大役を手に入れられるかもしれない。その間にレイダースは彼を吟味できる。レイダースはプレーオフには行けない可能性が高いが、ジョーンズにとってはそれが最善の選択肢といえるかもしれない。

日曜日か月曜日に大きなケガをするQBが出てくれば、他にも候補は現れるだろう。

【M】