チーフス戦でQBオコンネルを先発させる準備を進めるレイダース
2024年11月27日(水) 08:38順調にいけば、ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)エイダン・オコンネルは現地29日(金)に臨むカンザスシティ・チーフスとのブラックフライデーゲームで先発に復帰する見込みだ。
レイダースが金曜日に行われるチーフス戦でオコンネルを先発させる準備をしていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが状況を知る人物の話をもとに報じている。
シーズン第7週に親指を骨折して以来、故障者リザーブ(IR)に置かれていたキャリア2年目のオコンネルは、月曜日に練習に復帰した。
デンバー・ブロンコスに敗れた前回の試合でQBガードナー・ミンシューが鎖骨を骨折し、残る試合を欠場することになったため、レイダースはオコンネルを急いで先発復帰させなければならない状況に追い込まれている。バックアップは引き続きデズモンド・リッダーが務める予定だ。
オコンネルはシーズン開幕前の先発争いでミンシューに敗れたものの、ミンシューのパフォーマンスが振るわなかったため、ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースはシーズン第6週にQBを交代。しかし、オコンネルは先発として臨んだ2回目の試合で親指を骨折し、途中離脱を余儀なくされた。
ルーキーシーズンに10試合に先発し、5勝5敗の成績をもたらしたオコンネルは、オフェンスを指揮し、ボールを適切に投げる能力を示した一方で、フィールドを広げるプレーが少なく、それによってオフェンスが制限される場面もあった。プレシーズンでは一定の成長を見せたものの、シーズン初戦の先発に選ばれるには至らなかった。
昨年、オコンネルはシーズン第16週のクリスマス当日に行われたチーフス戦で先発し、レイダースを勝利に導いている。オコンネルの成績はパス21回中9回成功、62ヤードにとどまったが、レイダースはランプレーとディフェンスによる重要なターンオーバーを生かして勝利をつかんだ。
現在2勝9敗のレイダースは来年のドラフトの全体3位指名権を手に入れる位置につけている。このままいけば、2024年ドラフトでクオーターバックの指名を見送ったレイダースが、次のドラフトでクオーターバックを指名できる立場になる可能性は高い。しかし、当面はオコンネルが再び実力を証明するチャンスを得る。
【RA】