ドルフィンズWRヒルに対する交通違反切符、警察官が法廷審問に出席せず却下
2024年11月27日(水) 09:23マイアミ・ドルフィンズのスターワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルが9月に警察官と口論を起こした後に受けた交通違反切符は、取り締まった警察官が法廷審問に出席しなかったため、取り下げられた。
ヒルが受けた不注意運転とシートベルト未着用の交通違反切符は、マイアミ・デイド警察の警察官が現地25日(月)に行われた法廷審問に参加しなかったため、取り下げられた。この違反切符は9月8日、シーズン初戦に臨もうとしていたヒルがスピード違反を理由にハードロック・スタジアムの外で停車させられた際に発行されたものだ。停車後に事態は悪化し、警察官はヒルを車から引きずり出し、地面に押し倒して手錠をかけた。
火曜日、ヒルは『X』に「今、ネット上の警察官たちはどこにいるんだ?」と投稿している。
マイアミ・デイド警察署は火曜日中に声明を発表する予定だと述べた。
9月にヒルが停車させられた際の警察のボディカメラ映像では、スタジアム外の道路で交通を監視していた2人のバイクに乗った警察官の前を、ヒルがスピードを出して通り過ぎた様子が映っていた。警察官たちはマクラーレンのスポーツカーに乗っていたヒルに停車を命じ、1人が窓を叩いた。30歳のヒルは警察官に運転免許証を手渡した一方で、繰り返し「そんな風に窓を叩かないでくれ」と言い、そのあと窓を閉めた。
口論はエスカレートし、警察官はヒルを車から引きずり出し、顔から地面に押し付けている。映像では、警察官がヒルに罵声を浴びせた一方で、ヒルが警察官の力に抵抗したり、手を出したりする様子は見られなかった。ヒルは1人の警察官に「指図をしないでくれ」とも言っている。
最終的に立ち上がったヒルは膝のケガで座るのが難しいと伝えたにもかかわらず、警察官によって歩道の縁石に座らせられた。
約30分後、ヒルは違反切符を切られ、スタジアムに入場することが許可されている。
その後、1人の警察官が管理業務に配置され、内部調査が開始されたが、結果は公表されていない。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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