LBバレットが復帰を申請も、ドルフィンズはリザーブ/引退リストから外さず
2024年11月29日(金) 09:15マイアミ・ドルフィンズのパスラッシャーであるシャキール・バレットが今週に復帰を申し出たものの、チームはリザーブ/引退リストから復帰させることを選択しなかったと、現地28日(木)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話として伝えている。
バレットをアクティブ登録する期限は木曜日の東部時間16時(日本時間翌6時)であり、残るシーズンはリザーブ/引退リスト上で過ごすことになる。
ラポポートはドルフィンズにはバレットをリリースする――そうすることで、バレットは他のチームでプレー可能になる――意向はないとも伝えている。
タンパべイ・バッカニアーズからリリースされたバレットは、フリーエージェントとしてドルフィンズと契約を交わしていた。2度のスーパーボウルウイナーであるバレットは、6月20日に9シーズンを過ごしたNFLから引退すると発表。その際、“自分のすべてのフォーカスを妻と子どもたちにあてる心づもりだ”と話していた。
火曜日、ラポポートは今夏に引退を表明していたバレットが復帰を申請したことを報道。『NFL Network』のキャメロン・ウルフは、バレットが今すぐプレーすること、そして、ドルフィンズのためにプレーすることにやぶさかではないと伝えていた。
ドルフィンズはこの申請を退け、バレットはリザーブ/引退リストにとどまることになる。つまり、今季残る試合に出場することはない。
ドルフィンズのヘッドコーチであるマイク・ダニエルズは、バレットの復帰とプレーの希望について尋ねられた際、驚きを示していた。
バレットの復帰申請について火曜日に問われたマクダニエルHCは「いや、このニュースはわれわれにとっても皆さんと同じだ」と延べ、こう続けている。
「だから、これから整理していく。サーズデーナイト戦の前の火曜日となると、経緯をすべて把握するのは難しい。まずはクリス(ジェネラルマネジャー/GMのグリア)と話さなければならないし、ちょうどミーティングが終わったところで、これから次のミーティングが始まる。それについてはこれからやっていくが、まだ何のコミュニケーションもとっていない」
木曜日になって、マイアミはシーズン半ばでバレットを戦陣に加えないことを決断している。
これまでのキャリアを通じて、バレットは131試合でタックル400回、QBヒット125回、タックルフォーロス73回、サック59回、ファンブルフォース22回、インターセプト3回をマークした。
バレットに代わり、ラインバッカー(LB)のジョーディン・ブルックスとエマニュエル・オグバが合わせてサック4.5回、QBヒット10回、タックルフォーロス13回、インターセプト1回を記録している。
5勝6敗のドルフィンズがプレーオフ進出を狙う中、そのフォーカスは完全にグリーンベイ・パッカーズとのサンクスギビングゲームに向けられている。木曜日のこの試合は、東部時間8時20分【日本時間29日(金)10時20分】にランボー・フィールドでキックオフを迎える。
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