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レイダースQBオコンネルがIRから復帰、チーフス戦で先発へ

2024年11月29日(金) 10:57


ラスベガス・レイダースのエイダン・オコンネル【AP Photo/David Zalubowski】

ラスベガス・レイダースで回転しつづける先発クオーターバック(QB)のメリーゴーランドが、再びエイダン・オコンネルの元に回ってきた。

2年目のクオーターバックであるオコンネルが、ブラックフライデーのカンザスシティ・チーフス戦で先発する予定だと、レイダースのヘッドコーチ(HC)であるアントニオ・ピアースが現地27日(水)に発表。

「エイダンの感触はいい。彼は集中している」とピアースHCは水曜日に話した。

「彼は今、鋭く集中している。彼にとっては素晴らしい機会だ」

オコンネルはシーズン第6週にレイダースの先発の役割を引き継ぎ、第4クオーターで崩れてピッツバーグ・スティーラーズに敗れた試合で、パス40回中27回成功、227ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回をマーク。翌週にロサンゼルス・ラムズと戦った試合で親指を骨折し、故障者リザーブ(IR)リストに加わっている。それによって、レイダースが残るシーズンでオコンネルを先発QBに立てるという計画が妨げられた。

ピアースHCはシーズン第7週のラインアップにガードナー・ミンシューを戻さざるをエなくなり、最近ではミンシューとバックアップのデズモンド・リッターを代わる代わる出場させていた。ミンシューはオコンネルが再びプレーできるようになる直前のシーズン第12週に、鎖骨を骨折してシーズンを終えている。

ショートウイークで準備作業を進めるオコンネルは、今週の練習にそれぞれフル参加しており、10勝1敗のチーフスとぶつかる金曜日にラインアップに戻る。彼らに待ち受けているのはスタッツから見れば恐ろしいほどのタスクではあるが、ピアース率いるチームはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区のライバルについてよく知っている。昨シーズンのクリスマスにはレイダースがチーフスに逆転勝利を収めており、チーフスHCのアンディ・リードは後に、その敗北によってチーフスは2年連続でのスーパーボウル制覇に向けたモチベーションを高めたと語った。

今のレイダースは前回よりも悪い状況にある。7連敗を喫し、舵を取るものがいない状態でシーズン第13週を迎えているように見える。それでも、ピアースHCは2勝9敗のレイダースにチャンスはあると考えているという。

「ありのままに言えば、フットボールのベストチームがワーストチームと戦うという状況だ」と言うピアースHCは「その筋書きを変えてやろうじゃないか。そこへ出ていって、乱闘をやってやる。無様でもいいから、泥臭くやるのさ。ブラックフライデーだ。ちょっとしたカオスを起こしてやろうじゃないか。レイダーのフットボールを取り戻し、楽しんで、個性を発揮する。思いっきりいこう」と続けた。

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