ジャイアンツQBドリュー・ロックがカウボーイズ戦に先発へ
2024年11月29日(金) 06:16ニューヨーク・ジャイアンツが三度、異なる先発クオーターバック(QB)を起用するようだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地28日(木)に伝えたところによると、ダラス・カウボーイズと対戦するサンクスギビングデーゲームで、ジャイアンツの先発QBをドリュー・ロックが務めるという。トミー・デヴィートはインアクティブとなっているが、緊急時の3番手クオーターバックとなる見込み。
シーズン第12週に対戦したタンパベイ・バッカニアーズとの試合でデヴィートが右前腕を負傷したことから、ジャイアンツの次戦はロックがスターターに起用される。今季の開幕から10試合に先発したダニエル・ジョーンズはベンチに下げられた後、リリースされており、その後、練習生としてミネソタ・バイキングスに加わっている。
ロックにとってはジャイアンツで初めての先発出場であり、昨年のシーズン第15週にシアトル・シーホークスで先発して以来の先発となる。
ジャイアンツにとって朗報なのは今オフシーズンにフリーエージェントとしてジャイアンツと契約したロックが、シーホークス時代にジーノ・スミスのリリーフとして先発出場したフィラデルフィア・イーグルス戦で試合終了目前の大逆転劇を演出し、20対17で勝利していること。
一方で、悪報としては今シーズン第5週にロックの古巣であるシアトル・シーホークスに勝利して以降、連敗の続くジャイアンツを率いなければならないという、ロックにとっては不運な任務を託されたという点だ。ジャイアンツが試合でリードを手にしたのも、このシーホークス戦が最後だ。
それ以降、ジャイアンツは6連敗を喫しており、次なる相手のカウボーイズとの対戦成績は7連敗中だ。
2019年NFLドラフト2巡目でデンバー・ブロンコスに指名されてNFLキャリアをスタートさせたロックは今でもその腕は確かであり、カウボーイズ戦の先発はキャリア24回目を数える。ジャイアンツではこれまでに3試合に出場してパス9回中3回成功、9ヤードを記録している。
28歳のロックがカウボーイズと戦うのは意外にも今回が初めてとなる。
また、多くの人々が驚いたのはジョーンズがベンチに下げられた際、シーズンを通してジャイアンツのバックアップQBだったロックが先発に起用されなかったことだ。実際に先発に指名されたのはデヴィートだった。ただ、バッカニアーズ守備陣を攻略できなかった上、負傷に見舞われたデヴィートが先発できない状況の中、ロックに出番がまわってきた格好だ。
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