アリゾナ・カーディナルスのオフェンスの調子を決定づける中心的存在が次の春にフリーエージェント（FA）になることはない。

現地11月30日（土）、カーディナルスがランニングバック（RB）ジェームズ・コナーと2年1,900万ドル（約28億4,535万円）の契約延長にサインし、2026年シーズン末までチームにとどめておくことになったと『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが報じた。その後、チームがコナーとの契約を正式に発表している。

コナーは2022年シーズン開幕前に結んだ契約の最終年を迎えていた。カーディナルスでの3シーズン以上の間に、コナーは4,407ヤード（3,279ランヤード、1,128レシーブヤード）、タッチダウン40回（ラン34回、レシーブ6回）を記録している。

万能なRBとして、その粘り強いプレーでチームメイトやファンに感銘を与えているコナーは、2021年に加入してからカーディナルス攻撃陣の要となってきた。

今季に705ランヤード、288レシーブヤードを記録しているコナーの活躍は、カーディナルスの最近の成功の原動力にもなっている。12週間を通して、カーディナルスの成績はコナーが100スクリメージヤード以上を獲得した試合で5勝1敗、獲得しなかった試合で1勝4敗となっている。

今シーズン、コナーは1,000ランヤード超えを達成する勢いを見せており、それを成し遂げれば4年間にわたるカーディナルスでの在籍期間中に2度目の快挙となる。29歳のコナーは今年に入ってからアリゾナでの満足感を公言しており、2024年シーズン開幕前には「ここでキャリアを終えられたら最高だ」と語っていた。

カーディナルスは土曜日にそれを実現させる可能性のある道筋を作っている。

【RA】