2025年にジェッツに復帰する可能性は低いと見られるQBロジャース
2024年12月02日(月) 10:13ニューヨークにおけるアーロン・ロジャース時代の終わりが近づいている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地1日(日)に『NFL GameDay Morning(NFLゲームデー・モーニング)』で伝えたところによると、ニューヨーク・ジェッツでの2シーズンを経て、将来の殿堂入りが確実視されているクオーターバック(QB)のロジャースは現在、2025年にチームに戻る可能性が“低い”と見られているという。
ロジャースがシーズン終了後に退団すれば、ギャンググリーンを率いて2024年シーズンを迎えた3人が全員、チームを離れることになる。ヘッドコーチ(HC)を務めていたロバート・サラーは10月5日に、ジェネラルマネジャー(GM)を務めていたジョー・ダグラスは11月19日に解任された。
もうすぐ41歳になるロジャースのジェッツとの契約はあと1年残っているが、保証金は残っておらず、契約を継続した場合、ジェッツはロジャースに3,500万ドル(約52億5,926万円)のオプションボーナスを支払うことになる。組織の先行きの不透明さがロジャースと幹部の決別を引き起こす可能性もあるだろう。
ラポポートは「そうした会話はシーズン終了後に新たな有力者たちと行われるだろう。だが、私は現状についてそのように認識している」と述べた。
ジェッツはすでに新しいジェネラルマネジャーとヘッドコーチを探し始めている。オーナーのウッディ・ジョンソンが採用プロセスを主導し、ジェッツの元GMマイク・タネンバウムや彼が運営する『The 33rd Team(ザ・サーティーサード・チーム)』、ミネソタ・バイキングスの元GMリック・スピールマンが“候補者の特定と審査に加え、面接の調整を支援する”予定だ。ロジャースがそれらの選考にどのように関与するかは現時点では決まっていない。
ラポポートは11月24日に、ロジャースのチームでの将来には不確実性があるとした上で、ロジャースが来季もジェッツのロースターに残るためには、日曜日のシアトル・シーホークス戦を皮切りに、シーズン終盤で大幅にパフォーマンスを向上させる必要があると伝えていた。ジェッツはシーホークスに26対21で敗れている。
アキレス腱(けん)断裂からの復帰後、パス成功率62.5%、2,627ヤード、タッチダウン19回、インターセプト8回を記録しているロジャースは、ジェッツに3勝9敗という不本意な成績をもたらしてきた。複数のケガや機動性の低下に悩まされる中、ロジャースは時折、本来の姿とは程遠いプレーを見せている。暫定ヘッドコーチのジェフ・アルブリッチは最近、ロジャースをシーズン中に戦列から外す予定はないと語った。
ベテランQBのロジャースは先週にジェッツでの将来は不透明だと語った一方で、2025年に現役を続行する場合はジェッツでプレーしたいとも明かした。
「今の時点では、何に対してもオープンな姿勢だし、何にも固執していない。それは良い状態だ」とロジャースは話している。
【RA】