ニュース

肩負傷のチーフスWRブラウン、レギュラーシーズン中に復帰の可能性

2024年12月02日(月) 09:24


カンザスシティ・チーフスのマーキス・ブラウン【AP Photo/Reed Hoffmann】

カンザスシティ・チーフスのオフェンスには、さらなる助力がもたらされようとしている。

2024年オフシーズン最大の補強の1つとして注目を集めた、“ハリウッド”の愛称で親しまれるスターワイドレシーバー(WR)のマーキス・ブラウンが、プレシーズンに見舞われた肩のケガから間もなく復帰する見込みであり、情報筋によると、レギュラーシーズンが終わるまでに復帰できる可能性が高いとのこと。

ブラウンはシーズン第15週に外科医と面談し、その際に最終的な許可を得る可能性があるという。その時点で順調に回復していれば練習に復帰し、シーズン第16週か第17週の試合に出場する可能性もあるとされている。

チーフス(11勝1敗)はブラックフライデーにラスベガス・レイダースに19対17で勝利し、最初にプレーオフ進出を確定させたチームとなった。今シーズン、チーフスは勝利を重ねてきたものの、試合平均得点(24.1点)は10位、試合平均ヤード(341.6ヤード)は15位にとどまっている。ブラウンのようにビッグプレーを生み出せる選手が加われば、それ相応に苦戦してきたオフェンスにとって助けになるだろう。

かつてボルティモア・レイブンズからドラフト1巡目指名を受け、昨季はアリゾナ・カーディナルスでプレーしていたブラウンは、今年8月に臨んだチーフスのプレシーズン初戦で胸鎖関節を負傷。当初の計画ではリハビリを行い、復帰することになっていたが、回復が思い通りに進まず、9月初旬に手術を受けることになった。

チーフスが10月初旬にWRラシー・ライスを膝の重傷で失ったのは大きな痛手となったが、シーズン中盤にWRディアンドレ・ホプキンスを獲得したことが状況を和らげるのに役立った。ホプキンスはチーフスに加入してからキャッチ26回で325ヤード、タッチダウン3回を記録している。

金曜日に待望の復帰を果たしたランニングバック(RB)アイゼア・パチェコに加え、ブラウンが復帰すれば、さらなる追い風となるだろう。

手術に際し、ブラウンはソーシャルメディアで“失望”し、“いら立っている”と吐露していたが、「この状況は過ぎ去るものだと知っている。どれだけ素晴らしいチャンスが目の前にあったとしてもね。まだ終わっていないし、それは神が俺に望んだ道ではない。今はそのことに完全に納得している」とつけ加えていた。

リハビリでの素晴らしい成果もあり、ブラウンはチーフスでの初年度がまだ終わっていないことを、遅かれ早かれ証明するはずだ。

【RA】