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セインツTEヒル、膝負傷でシーズン絶望の恐れ

2024年12月02日(月) 13:24


ニューオーリンズ・セインツのテイサム・ヒル【AP Photo/Butch Dill】

キャリアの中でも特に優れた成績を残しているタイトエンド(TE)テイサム・ヒルのシーズンが終わりを迎えようとしている。

現地1日(日)、ニューオーリンズ・セインツが21対24で敗れたロサンゼルス・ラムズ戦の途中にカートに乗せられてフィールドを後にしたヒルが、シーズン終了につながる膝のケガに見舞われた恐れがあると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。

タイトエンドだけではなく、クオーターバック(QB)やランニングバック(RB)など、さまざまな役割で活躍してきた万能なヒルは、ケガの程度を確認するためにMRI検査を受ける予定だが、重傷だと見られているとラポポートは伝えている。

ヒルは今回の試合で、レシーブ5回で37ヤード、キャリー5回で10ヤードを記録した後に退場した。

今シーズン、34歳のヒルはこれまでに胸部と肋骨のケガで4試合を欠場している。ヒルはシーズンを通してレシーブ23回で187ヤードに加え、キャリー39回で278ヤード、タッチダウンラン6回をマークしてきた。

公式にはタイトエンドとして登録されているヒルのランヤード(278ヤード)は、タイトエンドの1シーズンあたりのランヤードとしてNFL史上3番目に多く、2022年と2023年の自身の記録に次ぐものとなっている。

ヒルはシーズン第11週に行われたクリーブランド・ブラウンズ戦で印象的な活躍を見せ、1950年以降で130ランヤード以上と3回以上のタッチダウンラン、8回以上のレシーブを記録した2人目の選手になった。

ヒルはセインツの勝利に大きく貢献し、敗れた試合でも輝きを放ってきたが、4勝8敗のセインツは残りの試合をヒル抜きで戦うことになりそうだ。

【RA】