膝負傷のイーグルスTEゴーダートがIR入り、プレーオフで完全復帰の見通し
2024年12月08日(日) 08:36タイトエンド(TE)ダラス・ゴーダートの復帰に関する予定が決まりつつある。
現地7日(土)、フィラデルフィア・イーグルスが膝を負傷したスターTEのゴーダートを故障者リザーブ(IR)に登録し、プレーオフに向けて万全の状態で復帰させることを計画していると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが情報筋の話をもとに報道。
その後、チームが正式に発表している。
シーズン第13週に勝利したボルティモア・レイブンズ戦で膝を負傷したゴーダートは、週ごとの観察とされ、日曜日に行われるカロライナ・パンサーズ戦の欠場はすでに発表されていた。
IRに登録されることで、ゴーダートはレギュラーシーズンの残り5試合のうち4試合を欠場することになるが、ポストシーズンに向けて健康な状態で復帰することが優先された格好だ。
とはいえ、イーグルスがポストシーズン進出を果たすには、まだやるべきことがある。
パンサーズ戦で勝てば、プレーオフ進出の可能性は大いに高まるが、シーズン第14週プレーオフ戦線のシナリオは、アトランタ・ファルコンズやタンパベイ・バッカニアーズ、アリゾナ・カーディナルスの結果にかかっている。イーグルス(10勝2敗)は現在、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区の順位で余裕のリードを保っている状態だ。
イーグルスが4年連続のプレーオフ進出を目指す中、今シーズンにレシーブ17回で216ヤードを記録しているキャリア3年目のTEグラント・カルカテラはキャリア最高の成績をさらに伸ばす機会を得るだろう。ベテランTEのC.J.ウゾマーもより大きな役割を担うことになるはずだ。
また、イーグルスはゴーダートの不在に備えて、E.J.ジェンキンスを練習生からアクティブロースターに昇格させたとガラフォロが土曜日に報じている。
ゴーダートは長年にわたり、才能豊かなイーグルス攻撃陣の頼りになる補完役として活躍してきた。2024年、29歳のゴーダートは9試合に先発してレシーブ38回、441ヤード、タッチダウン2回を記録。シーズン途中にはハムストリングのケガで3試合を欠場しており、今回の膝の負傷はケガが多かったシーズンを象徴するものとなっている。
イーグルスはゴーダート抜きでプレーオフ進出を狙うことになるが、信頼のおけるタイトエンドがプレーオフに向けて健康な状態になるという確信を持ちながらそれを目指すだろう。
【RA】