現地8日（日）に手を負傷したニューオーリンズ・セインツのクオーターバック（QB）デレック・カーは少なくとも数試合を逃すことになったが、残る試合をすべて欠場する可能性もある。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが月曜日にカーのケガについて詳しい人物の話をもとに、カーが非投球側の左手を骨折したと報じた。

ラポポートとペリセロによると、カーはこのケガによって少なくとも数試合を欠場する見込みだという。今シーズンに残された試合があと4試合ということを踏まえると、カーの負傷はシーズン終了を意味しているようだ。

セインツの暫定ヘッドコーチ（HC）ダレン・リジーは月曜日に、カーは脳しんとうプロトコルにも置かれているとし、ケガに関しては“週ごとの観察”になる状況だと明言。リジーはカーをシーズン第15週に行われるワシントン・コマンダース戦から除外することは考えておらず、カーが故障者リザーブ（IR）入りすることもないだろうと述べている。

『Next Gen Stats（ネクスト・ジェン・スタッツ）』の指標によれば、5勝8敗のセインツのプレーオフ進出確率は1%とのこと。

カーは14対11で勝利したニューヨーク・ジャイアンツ戦で、試合時間残り4分のところで第1ダウン獲得を狙って飛び込んだ際に手を負傷。カーは第1ダウンを獲得できなかっただけではなく、そのケガで試合から退くことになった。そして、現在は数週間の欠場が見込まれている。

日曜日はQBジェイク・ヘイナーがカーの代役を務めた。今シーズン、カーが欠場した3試合では新人のスペンサー・ラトラーが先発を務めたが、シーズン第8週に敗れたロサンゼルス・チャージャーズ戦の途中でベンチに下げられている。ラトラーが先発した試合は、解雇されたデニス・アレンの後任としてリジーが採用される前に行われたものだ。

セインツはシーズン第15週の試合からカーを除外する場合の先発QBをまだ決めていないとリジーは明かしている。

【RA】