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ハイズマントロフィーの最終候補者が明らかに

2024年12月10日(火) 12:39


オレゴン大学のディロン・ガブリエル【AP Photo/Darron Cummings】

現地9日(月)夜、オレゴン大学のディロン・ガブリエル、コロラド大学のトラビス・ハンター、ボイジー州立大学のアシュトン・ジーンティ、マイアミ大学のキャム・ウォードがハイズマントロフィーの最終候補者として発表された。

ハイズマントロフィーは1935年から、全米で最も優れたカレッジフットボール選手に贈られている。今年の受賞者は土曜日にニューヨークで発表される予定だ。900人以上の投票者――メディア関係者や過去のハイズマントロフィー受賞者を含む――によって選ばれた上位4名の得票者が、最終候補者として選出された。

ファイナリストたちがマンハッタンに辿り着くまでの道をそれぞれ見ていこう。

ディロン・ガブリエル

オフシーズンにオクラホマ大学から転校したクオーターバック(QB)のガブリエルは、移籍初年度に無敗かつ首位のオレゴン大学をビッグ10チャンピオンシップに導いた。ガブリエルは試合平均274パスヤード、タッチダウン28回、インターセプト6回を記録。パス成功率(73.2%)では全米2位につけた。

トラビス・ハンター

攻守両面で活躍するスター選手のハンターは、オールビッグ12のファーストチームのワイドレシーバー(WR)に選ばれ、オフェンス部門年間最優秀選手賞の特別賞にも選ばれた。ハンターはレシーブ92回、タッチダウンレシーブ14回でビッグ12をリードし、1,152レシーブヤードで2位となっている。また、20ヤード以上のプレーは21回と全米最多だ。さらに、31回のタックル、ビッグ12で1位タイとなる11回のパスブレークアップ、2位タイとなる4回のインターセプトを記録し、ビッグ12のディフェンス部門年間最優秀選手賞を獲得し、満場一致でファーストチームのディフェンシブバック(DB)に選ばれた。

アシュトン・ジーンティ

3年次のランニングバック(RB)であるジーンティは、カレッジフットボールの歴史の中でも最も生産性の高いシーズンの1つを過ごした。ジーンティがマークした2,497ランヤードは、フットボール・ボウル・サブディビジョン(FBS)における単一シーズンの記録として4番目に高い数字となっている。また、試合平均192.1ヤードは全米トップで、2位の平均より58ヤードも多い。2019年以降、1シーズンで2,000ランヤード以上を獲得したFBSの選手はジーンティが初めてだ。

キャム・ウォード

試合平均343.6パスヤードを記録したマイアミ大学のQBウォードは、月曜日にAP通信オフェンス部門年間最優秀選手およびアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)年間最優秀新加入選手に選ばれた。ウォードは36回のタッチダウンパスで全米トップとなった一方で、インターセプトをわずか7回にとどめている。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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