NFLが2025年IPPプログラムに選ばれたアスリートを発表
2024年12月10日(火) 13:56NFLが2025年のインターナショナル・プレイヤー・パスウェイ(IPP)プログラムに参加する、世界13カ国から選ばれた14名の選手を発表した。リーグは、才能ある国際的なアスリートに最高レベルでプレーする機会を提供する取り組みを引き続き強化している。
2017年に設立されたIPPプログラムは、世界中から優秀なアスリートを発掘し、スキルを磨く機会を提供するとともに、最終的にNFLのロースター入りを目指すチャンスを与える取り組みだ。
2025年1月から、プログラム参加者はフロリダ州ブラデントンのIMGアカデミーで10週間にわたり、フィールドと教室でアメリカンフットボールを学ぶ。その後、3月にサウスフロリダ大学で開催されるプロデーで、NFLチームのスカウト陣に向けて自身のスキルを披露する機会が与えられる。
選手はフリーエージェント(FA)として契約するか、条件を満たせば2025年のNFLドラフトで指名される可能性がある。また、各NFLチームはオフシーズンプログラムの開始からロースターを53人に減らすまでの間、条件を満たす外国人選手に対してロースター枠を1つ追加できる。プログラム終了後、該当選手は32チームのいずれかで、外国人選手専用の17番目のプラクティススクワッド(練習生)枠に登録される資格を得る。
このプログラムはこれまで、ラグビー、バスケットボール、ゲーリックフットボール、陸上競技など、さまざまな競技経験を持つアスリートを受け入れてきた。参加選手はトップレベルのフットボールコーチングスタッフによる指導を受ける。
NFLでクラブ事業、国際事業、各種イベントを担当する上級副社長のピーター・オライリーは、次のように述べている。
「2025年クラスには非常にエキサイティングなメンバーがそろった。世界中から集まった才能あるアスリートをインターナショナル・プレイヤー・パスウェイプログラムに迎え入れることを心からうれしく思う」
「グローバルなフットボール開発に注力し、国際レベルで才能を育成することは、フットボールを世界的に発展させるために欠かせない。IPPプログラムは才能ある外国人アスリートにとって人生を変えるような貴重な機会を提供するものであり、これからの数週間や数カ月間、彼らの成長を見守るのを楽しみにしている」
IPPプログラムの2025年クラスのメンバーは以下の通りだ。
ジョーダン・ペタイア(オーストラリア)
ライティア・モセイドレケ(オーストラリア)
ラキ・タシ(オーストラリア)
ジェネイロ・ウェイクハム(フィジー)
ヨアキム・トルアバル(フランス)
マセオ・ビアード(フランス)
リアンダー・ウィーガンド(ドイツ)
アーロン・セクストン(アイルランド)
ロジェ・ストナ(ジャマイカ)
ナサニエル・サーモン(ニュージーランド)
パスカル・エケジJr.(レソト/ナイジェリア/南アフリカ)
ダンテ・バーネット(イギリス)
マパロ “マズ” ムワンサ(イギリス/ザンビア)
TJ・マグラニャンガ(ジンバブエ)
今後数週間以内にキッカー(K)やパンター(P)などスペシャルチームの選手も2025年クラスに加わる予定だ。
IPPプログラムは、NFLとその32チームによる長期的な取り組みの一環であり、国際的なフットボール開発を加速させ、外国人アスリートが最高レベルでプレーするための道を築くことを目的としている。
プログラム開始以来、41名の外国人選手がNFLチームと契約(割り当て、ドラフト指名、またはフリーエージェント契約)を結び、現在23名のIPPアスリートがNFLロースターに登録されている。2017年以来、オフェンシブタックル(OT)ジョーダン・メイラタ(オーストラリア)、ランニングバック(RB)ヤコブ・ジョンソン(ドイツ)、ディフェンシブエンド(DE)エフェ・オバダ(イギリス)、タイトエンド(TE)サミス・レイエス(チリ)、TEトーマス・オドゥコヤ(オランダ)、DEデイビッド・バダ(ドイツ)の6名がアクティブロースターに登録されてきた。
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