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ベンガルズQBバロウの自宅がMNF中に侵入被害、プロ選手宅を狙った最新事例に

2024年12月11日(水) 13:54


シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【Joe Robbins via AP】

シンシナティ・ベンガルズのクオーターバック(QB)ジョー・バロウの自宅が現地9日(月)にダラス・カウボーイズを下したマンデーナイトフットボール(MNF)の途中に侵入被害に遭ったと、当局が火曜日に発表した。これは、米国内で発生しているプロアスリートの自宅を狙った家宅侵入事件の最新事例だ。

ハミルトン郡保安官事務所が発表したところによると、侵入時に負傷者は出なかったものの、家屋は荒らされたとのこと。

保安官代理は盗まれた物品をその場で特定できなかった。バロウに雇われている人物が月曜夜にアンダーソン・タウンシップにある自宅を訪れたところ、寝室の窓が割られ、家が荒らされているのを発見。その人物は母親に連絡し、その後に通報したと報告されている。

保安官代理は監視カメラの映像をつなぎ合わせるために、近隣住民に協力を呼びかけた。

カイラ・ウッズ広報官は「捜査官たちはあらゆる手段を講じている」と述べている。

10月にはカンザスシティ・チーフスのスター選手であるクオーターバック(QB)パトリック・マホームズとタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーの自宅が侵入された。NBAでは、ミルウォーキー・バックスのフォワード、ボビー・ポーティスが11月2日に自宅を荒らされ、ミネソタ・ティンバーウルブズのガード、マイク・コンリーJr.は9月15日にミネソタ・バイキングスの試合観戦中に侵入被害に遭った。

ポーティスは情報提供者に4万ドル(約606万円)の報酬を提示した。

これらの侵入事件を受けて、NFLとNBAは選手たちにセキュリティに関する警告を発し、自宅の安全確保のために追加の予防措置を取るよう促した。

『Associated Press(AP通信)』が以前入手したリーグの覚書によると、NFLは複数のスポーツにおけるプロ選手の自宅が“組織的かつ熟練した集団による窃盗のターゲットとして、ますます狙われるようになってきている”としている。また、NBAはFBIが一部の窃盗事件を“南米の国際的な窃盗集団”と関連付けていることを明らかにした。この集団は“事前監視、小型無人機、信号妨害装置などを含む高度な技術とテクノロジーを駆使した、よく組織化され、洗練された犯罪集団であると報告されている”。

当局によると、窃盗集団の一部はターゲットに対する広範囲にわたる監視を実施しており、宅配業者を装ったり、近隣の敷地管理作業員やジョギング中の人になりすましたりしているとのこと。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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