シーズン第14週の最優秀選手賞にベンガルズWRチェイス、バイキングスQBダーノルドらが選出
2024年12月12日(木) 12:16リーグは毎週、現地の水曜日に週間最優秀選手を発表している。シーズン第14週の栄誉に輝いた選手たちは以下の通り。
AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
ジャマール・チェイス(WR/シンシナティ・ベンガルズ)
センセーショナルなシーズンを続けるワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは、現地9日(月)に行われたダラス・カウボーイズとの試合で、シンシナティ・ベンガルズを27対20の勝利に導いた。チェイスは試合終盤に40ヤードの決勝タッチダウンを決めるなど、合計14回のレシーブで177ヤード、タッチダウン2回を記録。シーズン第14週終了時点でチェイスはレシーブ回数、レシーブヤード、タッチダウン数の3部門でリーグトップに立ち、今季のレシーバー三冠王を狙える位置にいる。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)オフェンス部門週間最優秀選手
サム・ダーノルド(QB/ミネソタ・バイキングス)
2018年のNFLドラフトでニューヨーク・ジェッツから全体3位指名を受けたクオーターバック(QB)サム・ダーノルドは、ミネソタ・バイキングスに移籍してから全盛期のフォームを取り戻している。5つのタッチダウンパスを決めた日曜日の試合はその最たる例となり、チームはアトランタ・ファルコンズに42対21で勝利している。これらのTDパスを含め、この日のダーノルドは28回中22回(成功率78.6%)のパス成功で347ヤードを稼ぎ、インターセプトなし、パサーレーティング157.9という圧巻のパフォーマンスだった。ダーノルドは9月にNFC月間最優秀攻撃選手賞を受賞しており、キャリア2回目となる今回の週間最優秀選手賞は、ジェッツでキャリア2年目を過ごしていた2019年シーズン第6週以来となる。
AFCディフェンス部門週間最優秀選手
ザック・シーラー(DE/マイアミ・ドルフィンズ)
ディフェンシブエンド(DE)ザック・シーラーが、オーバータイムでジェッツを32対26で下したマイアミ・ドルフィンズの勝利に大きく貢献した。シーラーはこの試合でタックル4回、サック2回を記録。どちらのサックも第4クオーターに決めており、ドルフィンズはこの勝利でプレーオフ進出への望みをつないだ。
NFCディフェンス部門週間最優秀選手
イートア・グロス・マトス(DE/サンフランシスコ・49ers)
サンフランシスコ・49ersは日曜日の試合でシカゴ・ベアーズを38対13で圧倒し、連敗をストップ。DEイートア・グロス・マトスがタックル4回とサック3回を記録する活躍を見せたおかげで、守備の要であるDEニック・ボサ不在の中でも49ersは強固な守備を維持することができた。
AFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
マシュー・ライト(K/カンザスシティ・チーフス)
カンザスシティ・チーフスが日曜日の試合でロサンゼルス・チャージャーズを19対17で下し、AFC西地区タイトルを獲得。この勝利に大きく貢献したのがキッカー(K)のマシュー・ライトだ。ライトはフィールドゴールを4本全て成功させ、特に31ヤードの決勝フィールドゴールは左ポストをかすめて成功する劇的なキックとなった。今季のチーフスが3人のキッカーを起用する中、シーズン第14週のライトはエキストラポイントに加え、50ヤードのロングキックを含む5本のフィールドゴールを全て成功させて、13得点を稼ぐ安定したパフォーマンスを見せた。
NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手
ブライアン・ブレジー(DT/ニューオーリンズ・セインツ)
ディフェンシブタックル(DT)ブライアン・ブレジーは卓越した運動能力を発揮し、ニューオーリンズ・セインツを勝利へと導いた。ブレジーは日曜日の試合終盤、残り11秒でニューヨーク・ジャイアンツのオフェンシブラインを飛び越え、Kグラハム・ギャノの同点フィールドゴールを阻止し、セインツの14対11の勝利を決定づけた。スペシャルチームの一員として見せたこのプレー以外にも、ブレジーはタックルフォーロス1回、サック1回、パスブレイクアップ2回、QBヒット2回を記録するなど、試合を通して素晴らしい活躍を見せた。
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