左膝負傷のチーフスKバッカーがIRからアクティブ登録、ブラウンズ戦出場へ
2024年12月15日(日) 08:37シーズン終盤とプレーオフに向けて、カンザスシティ・チーフスのスターキッカー(K)の準備が整った。
現地14日(土)、チーフスが左膝の負傷で故障者リザーブ(IR)に登録していたKハリソン・バッカーをアクティブ登録し、日曜日に敵地で行われるクリーブランド・ブラウンズ戦に出場させる見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話をもとに報道。その後、チームが正式に発表した。
バッカーはこの1週間の練習ですべて制限を受けていたものの、土曜日に故障者報告から外れ、4試合の欠場を経て復帰を果たす。バッカーは左膝の半月板を切除する関節鏡視下手術を受けた後、11月15日にIRに登録された。
バッカーが回復を目指す中、チーフスは複数の代役を起用し、大きな成功を収めている。
スペンサー・シュレーダーとマシュー・ライトはそれぞれ2試合に出場し、合わせて12回中11回のフィールドゴールに成功。また、2人は合わせて8回中8回のポイントアフタータッチダウンを決めている。
シュレーダーもライトもバッカーの不在中にヒーローとなった。2人はそれぞれ、シーズン第12週と第14週に行われた試合の終了間際に31ヤードのフィールドゴールを成功させ、勝利に貢献。ライトが先週日曜日に決めた決勝フィールドゴールによって、チーフスは9シーズン連続のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区制覇を成し遂げている。
チーフスは土曜日にライトをウェイバーにかけ、バッカーをIRからアクティブ登録した。
バッカーは8年のキャリアを通じて証明してきたように、2024年も重要な場面で活躍している。29歳のバッカーがシーズン第2週に勝利したシンシナティ・ベンガルズ戦で51ヤードのフィールドゴールを成功させたところから、チーフスが試合終了間際に勝利を決める流れは生まれた。これまでに20回中18回のフィールドゴール、22回中21回のポイントアフタータッチダウンを決めてきたバッカーは、日曜日にシーズンを再開する。
チーフス対ブラウンズ戦は15日(日)アメリカ東部時間13時【日本時間16日(月)3時】にキックオフの予定だ。
【RA】